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2022/11/23 12:46 この画面には、音声認識による字幕を表示しています。
2022/11/23 13:30
2022/11/23 13:30 採澤/ただ今より、介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット10周年シンポジウム
2022/11/23 13:30 「世界からみた介護保障ネットの十年」を開催します。
2022/11/23 13:30 私は、東京の弁護士の採澤と申します。
2022/11/23 13:30 本日の司会を担当します。
2022/11/23 13:30 よろしくお願いいたします。
2022/11/23 13:30 開会に先立ちまして、4点、ご案内いたします。
2022/11/23 13:30 1点目です。
2022/11/23 13:30 本日の資料は、「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」
2022/11/23 13:30 略称「介護保障ネット」のホームページから、ダウンロードしていただけます。
2022/11/23 13:30 今ホームページを画面共有します。
2022/11/23 13:30 こちらは日本語版と中国語版と韓国語版をそれぞれ用意しています。
2022/11/23 13:31 日本語版の資料は日本語のチラシが掲載されているページからダウンロードしていただけます。
2022/11/23 13:31 中国語版の資料、韓国語版の資料は、
2022/11/23 13:31 それぞれ、中国語のチラシが掲載されているページ、
2022/11/23 13:31 韓国語のチラシが掲載されているページからダウンロードしていただけます。
2022/11/23 13:31 資料を日本語のスピーカーが画面共有する場合は、
2022/11/23 13:31 日本語版のみを共有することとなります点、ご了承ください。
2022/11/23 13:31 日本語で視聴される方は
2022/11/23 13:31 2点目です。
2022/11/23 13:31 お手持ちのスマートフォンで字幕を見ていただくことができます。
2022/11/23 13:31 字幕をご希望の方は、
2022/11/23 13:31 介護保障ネットのホームページに掲載されているQRコードからアプリをダウンロードし、ご利用ください。
2022/11/23 13:31 3点目です。
2022/11/23 13:31 本日はご質問をお受けすることはできませんが、
2022/11/23 13:31 画面上の「Q&A」ボタンをクリックして、コメントを入力していただけます。
2022/11/23 13:31 当会の今後の活動の参考にさせていただくため、
2022/11/23 13:32 本シンポジウムに関するご意見・ご感想をぜひお寄せください。
2022/11/23 13:32 シンポジウムの途中でも、シンポジウムの終了後でもご入力いただけます。
2022/11/23 13:32 ご協力をよろしくお願いいたします。
2022/11/23 13:32 最後に4点目です。
2022/11/23 13:32 本シンポジウムは、日本語、韓国語、中国語の同時通訳を用いて実施します。
2022/11/23 13:32 事務的な連絡事項は以上です。
2022/11/23 13:32 さて、悲しいお知らせをしなければなりません。
2022/11/23 13:32 当会のホームページで既にお知らせしておりますとおり、
2022/11/23 13:32 本年5月に当会の共同代表に就任した橋本みさおが、8月に亡くなりました。
2022/11/23 13:32 橋本みさおは、ALSの当事者であり、
2022/11/23 13:32 ヘルパーによる痰吸引が可能となるよう国に働きかけるなど、
2022/11/23 13:32 ALS患者の在宅での自立生活を推進する活動を精力的に行ってきました。
2022/11/23 13:32 私たちは、障害者の自立生活の確立に向けて邁進してきた橋本の思いを引き継ぎ、
2022/11/23 13:33 全国どこにいても必要な介護を受けられる社会を実現するため、
2022/11/23 13:33 より一層、積極的に活動していきたいと思います。
2022/11/23 13:33 橋本の後を受け継ぎ、後任の共同代表には、
2022/11/23 13:33 岡部宏生(おかべ・ひろき)が就任しました。
2022/11/23 13:33 岡部もALSの当事者であり、
2022/11/23 13:33 国会で参考人として意見を述べるなど、
2022/11/23 13:33 障害者や難病患者の自立生活、社会参加のため、声をあげてきました。
2022/11/23 13:33 はじめに、岡部共同代表より開会のあいさつを申し上げます。
2022/11/23 13:33 岡部さん、お願いします。
2022/11/23 13:33 岡部/岡部と申します。
2022/11/23 13:34 挨拶を代読いたします。
2022/11/23 13:34 当会は2012年11月30日に発足し、
2022/11/23 13:34 おかげさまで、この度ちょうど10周年を迎えることができました。
2022/11/23 13:34 この間、ご支援いただきました多くの皆さまに深く感謝申し上げます。
2022/11/23 13:34 司会/事務連絡です。テクニカルの方、ビデオメッセージを一度止めてください。
2022/11/23 13:34 失礼いたしました。
2022/11/23 13:34 岡部さんお願いいたします。
2022/11/23 13:34 岡部/当会は2012年11月30日に発足し、
2022/11/23 13:34 おかげさまで、この度ちょうど10周年を迎えることができました。
2022/11/23 13:35 この間ご支援いただきました多くの皆さまに、深く感謝申し上げます。
2022/11/23 13:35 本日のシンポジウムも日本障害フォーラムをはじめ、
2022/11/23 13:35 国内各団体の後援をいただいております。ありがとうございます。
2022/11/23 13:35 さらに今年は、
2022/11/23 13:35 韓国の方々の協力を得て開催することができました。
2022/11/23 13:35 法律扶助基金会および韓国障害者法研究会には、
2022/11/23 13:35 後援団体となっていただいたことおよび本日の企画内容への参加、運営に関するさまざまなご協力をいただきましたので、この場を借りて厚く、御礼申し上げます。
2022/11/23 13:35 さて、当会の活動に対する思いをお伝えします。
2022/11/23 13:35 私は
2022/11/23 13:36 私たちは…
2022/11/23 13:36 それにプラス、
2022/11/23 13:36 さまざまな
2022/11/23 13:36 まずは、
2022/11/23 13:36 どんな制度があっても、
2022/11/23 13:36 実際にそれを利活用するためには、
2022/11/23 13:36 地域にもよりますが、まだまだ高いハードルがあります。
2022/11/23 13:36 行政に…
2022/11/23 13:36 設定は、
2022/11/23 13:36 10年という年月を重ねて、
2022/11/23 13:36 この間お世話になった皆さまに深く申し上げる次第です。
2022/11/23 13:37 後ほど登壇していただく、当事者さんからの生の声を伺うことが本当に楽しみです。
2022/11/23 13:37 私からの御挨拶とさせていただきます。このような活動が必要なくなる社会がいつかくることを願っております。本日はありがとうございます。
2022/11/23 13:37 司会/介護保障ネットは、2012年に発足し、今年で10周年を迎えます。
2022/11/23 13:37 この10年間で、日本全国50名以上の方の支援を行ってきました。
2022/11/23 13:37 本日は、介護保障ネットが支援をした7名の方からビデオメッセージをいただいており、
2022/11/23 13:37 順番にご紹介していきたいと思います。
2022/11/23 13:37 介護保障ネットへのメッセージのほか、
2022/11/23 13:38 必要な支援を得て生活している様子をビデオに収めていただいた方もいらっしゃいます。
2022/11/23 13:38 ぜひ皆さん、ご注目ください。
2022/11/23 13:38 まずは、宮城県仙台市の岩崎航(いわさき・わたる)さんのメッセージをご紹介します。
2022/11/23 13:38 岩崎さんは詩人としても活躍され、
2022/11/23 13:38 詩集「点滴ポール 生き抜くという旗印」などの作品を発表されています。
2022/11/23 13:38 ビデオメッセージの上映をお願いします。
2022/11/23 13:38 岩崎/「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」
2022/11/23 13:38 略称「介護保障ネット」発足
2022/11/23 13:38 10周年オンラインシンポジウム開催に当たって、
2022/11/23 13:39 介護保障ネットの支援を受けた障害当事者の一人として、
2022/11/23 13:39 ビデオメッセージを寄せて参加させていただきます。
2022/11/23 13:39 私は3歳で筋ジストロフィーを発症して、
2022/11/23 13:39 現在は常に人工呼吸器と胃ろうからの経管栄養を使って、
2022/11/23 13:39 生活のすべてに介助が必要な体で、毎日を生きています。
2022/11/23 13:39 宮城県仙台市の自宅で暮らしていて、
2022/11/23 13:39 岩崎航(わたる)というペンネームで詩を書いて執筆活動をしています。
2022/11/23 13:39 病気の進行で障害が重くなってきて、
2022/11/23 13:39 当初、自分に必要な介助は長らく家族だけが担ってきましたが、
2022/11/23 13:39 高齢になって持病の悪化も抱えるようになって、
2022/11/23 13:40 両親がこれ以上介助するのは不可能になってきていました。
2022/11/23 13:40 また、自分で自分の望む暮らしをつくっていきたい思いもあって、
2022/11/23 13:40 40歳を迎えた2016年から
2022/11/23 13:40 24時間の重度訪問介護の支給を仙台市に申請するため、
2022/11/23 13:40 動き始めました。
2022/11/23 13:40 交渉を進める中で求めた介護支給量をいったんは拒まれましたが、
2022/11/23 13:40 最終的な詰めのところで、介護保障ネットの支援を受けて、
2022/11/23 13:40 2017年2月、重度訪問介護 月799.5時間の支給量を獲得することができました。
2022/11/23 13:41 両親が心配なく夜に休めるようになったことです。
2022/11/23 13:41 支給量を得て一番によかったことは、
2022/11/23 13:41 支給決定がもう少し遅れていたら、
2022/11/23 13:41 両親と私と共倒れになっていたと思います。
2022/11/23 13:41 生きるために必要な公的介護を求めるとき、
2022/11/23 13:41 障害、難病への無理解から生じる行政の硬直した対応、
2022/11/23 13:41 介護は家族が個人で担うべきという前時代的な考えによって不当に拒まれるのは、
2022/11/23 13:41 絶望的なショックです。
2022/11/23 13:41 やはりどうにもならないのかと思いが揺れ動いたとき、
2022/11/23 13:41 介護保障ネットは、一緒に声を上げて、
2022/11/23 13:41 理不尽な壁に立ち向かってくれる心強い存在でした。
2022/11/23 13:41 また、障害者にとって、
2022/11/23 13:42 行政の障害福祉部門とは、継続的にかかわる支援者ですが、
2022/11/23 13:42 その行政に自分の介護の必要性をしっかりと根拠から説明を尽くして
2022/11/23 13:42 理解を得ていく心得や交渉の道筋を、
2022/11/23 13:42 介護保障ネットの皆さんから教わったことは、
2022/11/23 13:42 その後に必要になった介護にかかわる申請を行う際に
2022/11/23 13:42 スムーズな決定を得るのにも役立ちました。
2022/11/23 13:42 理解を深めてもらったことで、
2022/11/23 13:42 行政も当事者に添った丁寧な対応に変わってきたのも
2022/11/23 13:42 感じられたのはうれしいことでした。
2022/11/23 13:42 私にとって介護保障ネットとの関わりは、
2022/11/23 13:42 自分が社会の中で必要な制度を用いながら
2022/11/23 13:42 自立して生きる力を後押ししてくれました。
2022/11/23 13:43 障害者の介護保障は地域間の格差があり
2022/11/23 13:43 市町村によっては、正当に認められるはずの介護支給時間を得られないで
2022/11/23 13:43 苦しい思いをしている人がいます。
2022/11/23 13:43 各地において個々の介護支給実現の事例を積み重ねることは
2022/11/23 13:43 ほかの希望者の道も開いていくものと思います。
2022/11/23 13:43 今後も介護保障ネットの役割は
2022/11/23 13:43 困難を打開する最後の砦として大変に大きいと思います。
2022/11/23 13:43 私は難病をもって生きる者の一人として
2022/11/23 13:43 介護保障ネットの取り組みを応援していきたいと思います。
2022/11/23 13:44 司会/失礼いたしました。
2022/11/23 13:44 続いて、東京都江戸川区の日永由紀子さんのメッセージをご紹介します。
2022/11/23 13:44 日永さんは、「江戸川区の介護保障を確立する会」の代表としても活動されています。
2022/11/23 13:44 ビデオメッセージをお願いします。
2022/11/23 13:44 /代読します。
2022/11/23 13:44 藤岡先生、弁護士の皆さま、こんにちは。
2022/11/23 13:44 ごぶさたしております。
2022/11/23 13:44 介護保障を考える弁護士と障害者の会10周年シンポジウム、おめでとうございます。
2022/11/23 13:44 日永由起子です。
2022/11/23 13:44 新型コロナウイルス感染症の流行で、なかなか思うような生活や活動ができませんが
2022/11/23 13:45 私が大切にしている日常を少しだけご覧いただきます。
2022/11/23 13:45 どうぞ。
2022/11/23 13:45 「あ・か・さ・た・な・は・ま、ま・み」
2022/11/23 13:46 「あ・か・さ・た、た・ち・つ」
2022/11/23 13:46 「みっつずつ?」
2022/11/23 13:46 「シーマくん、しらすだめなんでしたっけ?」
2022/11/23 13:46 「あ・か・さ・た・な・は、は・ひ」
2022/11/23 13:46 「あ・か・さ・た・な・は・ま」
2022/11/23 13:46 「ひまわり?」
2022/11/23 13:46 「あ・か・さ・た、た・ち・つ・て・と」
2022/11/23 13:48 /代読します。
2022/11/23 13:48 初めて藤岡弁護士、そえだ弁護士、藤田弁護士とお会いしたのは、
2022/11/23 13:48 9年前の2013年でした。
2022/11/23 13:48 それから、江戸川区の重度障害者5名を中心とした、
2022/11/23 13:48 江戸川区の介護保障を確立する会が発足し、
2022/11/23 13:48 わたしたち当事者団体と介護保障の弁護団と一緒に、
2022/11/23 13:49 集団交渉で、江戸川区に対して24時間介護を求めました。
2022/11/23 13:49 また、議会の傍聴や、区議会議員へのロビーイング、
2022/11/23 13:49 学習会イベント、行政との話し合いなど、
2022/11/23 13:49 障害当事者も積極的に参加しました。
2022/11/23 13:49 私個人の感想としては、楽しく生き生きとして、充実した時間を過ごしました。
2022/11/23 13:49 このことは、初めて自分を肯定できた瞬間でした。
2022/11/23 13:49 まだまだ問題点も多く残っていますが、
2022/11/23 13:49 これからも話し合いをがんばっていこうと思います。
2022/11/23 13:49 司会/それでは介護保障ネット10年の歩みを、
2022/11/23 13:49 兵庫県の長岡健太郎弁護士から報告いたします。
2022/11/23 13:50 長岡/長岡です。それでは私の方から「介護保障ネット10年間のあゆみ」ということでご報告させていただきます。
2022/11/23 13:50 最初に自己紹介ですけれども、私は弁護士になって15年になります。
2022/11/23 13:50 弁護士になる前、大学生のころに、身体障害のある方、脳性麻痺の方ですけれども、そのヘルパーをしておりました。
2022/11/23 13:50 昼は大学で法律を勉強して、
2022/11/23 13:50 夜には泊まり介護をする。
2022/11/23 13:50 そういう生活をしておりました。ちょうどそのころに日本の法律が変わり、
2022/11/23 13:50 私が介護に入っていた方も、ヘルパーを使える時間数が減りそうになったり、あるいは自己負担、
2022/11/23 13:51 支払うべきお金が大きく増えたりしました。
2022/11/23 13:51 法律が障害者の生活に大きな影響を与えると知りまして、ヘルパー経験のある自分が弁護士になろうというふうに思いました。
2022/11/23 13:51 介護保障ネットができてから10年ですけれども、
2022/11/23 13:51 最初の立ち上げから関わっております。
2022/11/23 13:51 介護保障とは何かということですが、
2022/11/23 13:51 障害のある人が
2022/11/23 13:51 自分が住みやすい、
2022/11/23 13:51 自分が住みたい場所で自分らしい生活を送るために必要な介護を受けられるよう
2022/11/23 13:51 活動する、こういうことになります。
2022/11/23 13:51 障害のある人の住む場所は施設や親元、病院などに限られていることが多いのですけれども、そうではなく、地域で自立した生活を送る、
2022/11/23 13:52 一人暮らしをするという選択肢があることが大切です。そのためには、
2022/11/23 13:52 食事、排泄、水分補給、夜のベッドの上での寝返りなど、さまざまな場面での介護が必要です。
2022/11/23 13:52 このような生きるために必要不可欠な介護、つまりヘルパー時間数をきちんと公的に、国や自治体に認めてもらうための活動ということになります。
2022/11/23 13:52 日本の場合は障害者総合支援法という法律によって必要なヘルパー時間数を認めてもらうための活動ということになります。
2022/11/23 13:52 公的介護を受ける権利。
2022/11/23 13:52 これはスライドに書きました憲法、障害者権利条約、
2022/11/23 13:52 障害者基本法、そして障害者総合支援法。
2022/11/23 13:53 これらの憲法をはじめとした法律によって認められるということになります。
2022/11/23 13:53 いちばん上の憲法、これは日本では自己決定権、平等権、
2022/11/23 13:53 居住権の自由、
2022/11/23 13:53 生存権。
2022/11/23 13:53 これらの人権が憲法で保障されておって、これらの憲法の規定から導き出されるものといえます。
2022/11/23 13:53 障害者権利条約19条で地域社会で生活する平等の権利というのがあって、
2022/11/23 13:53 日本も権利条約を批准していますので、
2022/11/23 13:53 これで具体化されている。
2022/11/23 13:53 障害者基本法。これは基本理念を定めておりまして日本の障害者基本法3条2項
2022/11/23 13:53 「すべて障害者は可能なかぎりどこで誰と生活するかについての選択の機会が確保される」というようなことが書かれています。
2022/11/23 13:54 この基本理念に基づいて、障害者差別解消法や障害者総合支援法など、いろいろな法律が定められています。
2022/11/23 13:54 われわれが目指すもの。
2022/11/23 13:54 障害者権利条約19条
2022/11/23 13:54 〜自立した生活および地域社会への包容〜ということで「すべての障害者が他の者と平等の選択の機会を持って地域社会で生活する平等の権利を有することを認める」ということが規定されておりまして、
2022/11/23 13:54 その上で国が障害者の権利を守るために必要な措置を取るべきと明言をしております。
2022/11/23 13:54 この国が取るべき必要な措置の中に、ヘルパー時間数をきちんと認めてもらうということも含まれているということです。
2022/11/23 13:54 日本の障害者総合支援法1条には、
2022/11/23 13:54 「障害者および障害児が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい日常生活または社会生活を営むことができる」
2022/11/23 13:55 と、
2022/11/23 13:55 明記されています。
2022/11/23 13:55 これは2012年に障害者自立支援法が改正されて障害者総合支援法となりました。
2022/11/23 13:55 このとき、ただ法律の名前が変わっただけではなく、法律の目的、基本理念が改正されました。
2022/11/23 13:55 スライドに書いてあるのは、改正された後の条文です。
2022/11/23 13:55 「障害者および障害児が基本的人権を享有する個人としての尊厳にふさわしい生活を営むことができる」というふうに書かれました。
2022/11/23 13:55 これは障害者権利条約を批准するためになされたことです。
2022/11/23 13:55 日本は2007年に障害者権利条約に署名をしまして、その後2014年に批准をして、
2022/11/23 13:55 この7年間、
2022/11/23 13:55 批准までに7年間かかったのですが、これは障害者団体が日本の法律を障害者権利条約のレベルに引き上げるために
2022/11/23 13:56 時間をかけたということです。
2022/11/23 13:56 この7年の間に総合支援法も改正されて、基本理念の規定が改められたということになります。
2022/11/23 13:56 そうしますと、障害者総合支援法に基づく1人1人の障害者に対するヘルパー時間数の決定も、
2022/11/23 13:56 この「個人の尊厳にふさわしい」
2022/11/23 13:56 そういうものでならないということになります。
2022/11/23 13:56 個人の尊厳にふさわしいとは言えない、不十分なヘルパー時間数の決定というのは
2022/11/23 13:56 法律に違反するということになります。
2022/11/23 13:56 介護支給決定における個別即応の原則。
2022/11/23 13:56 これが日本の裁判、法律では認められているということになります。
2022/11/23 13:57 これは、
2022/11/23 13:57 我々が勝ち取った日本の裁判の判決で書かれていることであります。
2022/11/23 13:57 障害者一人一人の事情に応じてヘルパーの時間数も個別に決めなければならない。
2022/11/23 13:57 例えば、国や自治体でヘルパー時間数の上限を決めて、みんなに同じ時間数しか認めないということは許されません。
2022/11/23 13:57 あるいは、うちの市や町では、1日12時間までしか認めません。
2022/11/23 13:57 こういう考え方もダメなんですね。
2022/11/23 13:57 こういう一人一人、時間数を個別に決めないといけない。
2022/11/23 13:57 こういう考え方に基づいて、われわれ介護保障ネットを作ることになる弁護士が1日24時間の公的な介護を求めて裁判をいくつかしました。
2022/11/23 13:57 スライドにはないのですが、その内のひとつ、
2022/11/23 13:57 大阪高等裁判所2011年12月14日の判決がありますので、ご紹介します。
2022/11/23 13:58 この裁判の原告は生まれつき脳性麻痺で、
2022/11/23 13:58 首から下の自由がきかない方です。
2022/11/23 13:58 元々月に377時間。
2022/11/23 13:58 1日12時間程度の時間数だけが認められていて、しかもこれは先ほど少しお話した、法律が変わったことによってヘルパーの時間数が減ってしまったんですね。
2022/11/23 13:58 裁判所はこの原告の生活を
2022/11/23 13:58 細かく検討しまして、必要な介護というものをゼロから積み上げていって、
2022/11/23 13:58 いくら必要かというのを判断しました。
2022/11/23 13:58 その結果、月に578時間以上、1日あたり約18時間以上、
2022/11/23 13:58 少なくとも1日約18時間は必要で、それよりもたくさん必要かどうかは市町村の方で判断すべきと。
2022/11/23 13:59 こういう判断でした。
2022/11/23 13:59 具体的な争点としては、
2022/11/23 13:59 これは
2022/11/23 13:59 市の方で、夜はこの障害者は寝ているだろうから、
2022/11/23 13:59 2時間に1回の巡回で良いと。
2022/11/23 13:59 少し介護をして2時間、間を空けて、また2時間後にヘルパーが来て、少し30分ほど介護をして、
2022/11/23 13:59 こういう夜は巡回介護で良いと、そういうふうに主張して、ヘルパーのいない空白の時間を作っていました。
2022/11/23 13:59 しかし実際には、夜の間も寝返りをするとか、
2022/11/23 13:59 トイレ介護をするということで、
2022/11/23 13:59 夜中でも必要に応じて介護をしていたわけです。
2022/11/23 13:59 いつトイレに行きたくなるのか、
2022/11/23 14:00 いつ寝返りをしないといけなくなるのか、というのはあらかじめわかりませんので、結局ずっとヘルパーが泊まり込んで、そこにヘルパーがいるわけですね。
2022/11/23 14:00 ヘルパーがずっといないと、トイレにも行けないし、寝返りもできない。その結果、眠れない。
2022/11/23 14:00 次の日の生活が送れない。
2022/11/23 14:00 こういうことになります。
2022/11/23 14:00 裁判所は
2022/11/23 14:00 就寝時間や夜間を通してずっとヘルパーの見守り介護を認めなければ、
2022/11/23 14:00 原告が睡眠時間を確保して体調を維持することは困難ということで、
2022/11/23 14:00 夜間も巡回ではなく、
2022/11/23 14:00 ずっとヘルパーがいる必要性があると判断しました。
2022/11/23 14:00 これは夜間、泊まりの介護が必要な障害者にとって、とても意味のある判決でした。
2022/11/23 14:01 裁判所は、障害者の事情は1人1人異なるから、
2022/11/23 14:01 1人1人の個別のニーズに即した必要なヘルパー時間数を認めなければならないんだと、
2022/11/23 14:01 こういう判断を示したということです。
2022/11/23 14:01 このような判決に我々は力を得まして、
2022/11/23 14:01 これを日本全国でやろうと。
2022/11/23 14:01 日本の障害当事者が一人一人必要なヘルパー時間数を確保できるようにしようということで、
2022/11/23 14:01 2012年11月30日に
2022/11/23 14:01 介護保障ネットをスタートさせました。
2022/11/23 14:01 スライドの写真は
2022/11/23 14:01 発足集会の様子です。
2022/11/23 14:01 全国各地で介護保障を実現する。
2022/11/23 14:01 そのために、障害当事者と弁護士と支援者、
2022/11/23 14:02 この三者が一体となって、
2022/11/23 14:02 三位一体となって、
2022/11/23 14:02 それぞれ知識と力を合わせて、行政と交渉するということで頑張っております。
2022/11/23 14:02 今、交渉と言ったのですが、
2022/11/23 14:02 最初は裁判をしていたのですが、
2022/11/23 14:02 裁判で道を切り開くことができたんですけれども、
2022/11/23 14:02 裁判をするにはとても時間がかかります。
2022/11/23 14:02 先ほどの脳性麻痺の方の裁判も3年以上かかってしまったんですね。
2022/11/23 14:02 そうではなく、裁判の判決を武器にして、
2022/11/23 14:02 裁判になるとこういうふうになるんだから、
2022/11/23 14:02 交渉で早く認めるべきだと。
2022/11/23 14:02 裁判の判決を武器にして、短期交渉で、
2022/11/23 14:02 交渉で勝ち取ると言っています。
2022/11/23 14:02 「申請一発主義」といって頑張っています。
2022/11/23 14:02 なので、この申請一発主義の交渉で頑張っているのですが、そのためのポイントとして、説得力のある詳しい資料を提出する
2022/11/23 14:03 ということをやっています。
2022/11/23 14:03 ヘルパーの介護日誌を
2022/11/23 14:03 日々の介護を詳しく記録をつけて
2022/11/23 14:03 提出する。
2022/11/23 14:03 写真や動画で介護の様子を報告して、
2022/11/23 14:03 ビジュアル的にイメージできるようにする。
2022/11/23 14:03 医師の診断書で、介護の必要性を説得する。
2022/11/23 14:03 ヘルパーとか家族の方で文書をまとめて、
2022/11/23 14:03 介護の実態を伝える。
2022/11/23 14:03 実際の様子を詳しく具体的に証拠にすることで、説得力のある資料を用意しています。
2022/11/23 14:03 それと、
2022/11/23 14:03 そういう一人一人の実態をきちんと伝えるということとあわせて、
2022/11/23 14:03 理論武装をきちんとするということをしています。今日述べてきましたような障害者が介護を受ける権利は、憲法とか障害者の権利条約に基づくものなので、日本の裁判でも認められている。
2022/11/23 14:04 そういうことを主張しています。
2022/11/23 14:04 あるいは個別の
2022/11/23 14:04 1人1人の事情はそれぞれ異なるわけですけれども、
2022/11/23 14:04 事案に応じて、深夜の見守り時間、
2022/11/23 14:04 深夜もずっとヘルパーがいないとダメだと、巡回ではダメだということを強調することもありますし、
2022/11/23 14:04 家族と一緒に住んでいるけれども
2022/11/23 14:04 家族も高齢で、
2022/11/23 14:04 家族の方が介護が必要だったりするケースもあります。
2022/11/23 14:04 それとか仕事をしていて、
2022/11/23 14:04 昼間は仕事してて夜の介護をするというのは難しいので、
2022/11/23 14:04 公的なヘルパーの介護が必要だということもあります。
2022/11/23 14:04 3つ目、
2022/11/23 14:04 介護保険との併給調整。日本では65歳以上になると、高齢者の制度である介護保険を利用して、
2022/11/23 14:04 介護保険が優先されるっていうことになっています。
2022/11/23 14:05 介護保険では時間数が少ないので、介護保険が優先される結果、時間数が減ってしまう。
2022/11/23 14:05 必要なサービスを受けられなくなる。
2022/11/23 14:05 65歳になったら受けられるサービスの量が減ってしまうという問題があります。
2022/11/23 14:05 それは減らすのではなくて、
2022/11/23 14:05 介護保険だけでは足りない部分を、障害者の制度で
2022/11/23 14:05 受けられるはずだということで、
2022/11/23 14:05 介護保険に上乗せをして、障害福祉サービスを使うというケースもあります。
2022/11/23 14:05 そういうことを、事件ごとにやったりしております。
2022/11/23 14:05 10年間でこれまで60名以上の方を支援してきました。
2022/11/23 14:05 日本で47都道府県あるんですけれども、
2022/11/23 14:05 すべてで
2022/11/23 14:05 1日24時間の支給量を達成しております。
2022/11/23 14:06 10年前はこんなことはありませんでした。
2022/11/23 14:06 でもまだまだ、
2022/11/23 14:06 市町村単位で見ると不十分なところも多いですので、引き続きこれからも頑張っていきたいと考えております。
2022/11/23 14:06 簡単ですけれども、私の方からは以上とさせていただきます。ありがとうございました。
2022/11/23 14:06 司会/それでは山口県山口市の成尾れい子(なるお・れいこ)さんのビデオメッセージをご紹介します。
2022/11/23 14:06 成尾さんのビデオメッセージのセットをお願いします。
2022/11/23 14:07 成尾/8月6日にちょうちん祭りに連れて行ってもらいました。
2022/11/23 14:07 とても美しいお祭りでした。
2022/11/23 14:07 /2015年、福岡の弁護士の皆さんに依頼して申請に臨みました。
2022/11/23 14:07 お陰様で一回目の申請で872時間を支給され
2022/11/23 14:07 24時間介護体制が整いました。
2022/11/23 14:07 気管切開は2017年の1月に受けました。
2022/11/23 14:07 退院時に言われていたのは、喋れない、飲食は禁止でした。
2022/11/23 14:07 元来の反逆児ならぬ反逆婆婆は、呼吸器もスピーチバルブにしたいと申し出ましたが、
2022/11/23 14:07 医者からは、2、3時間、自発呼吸ができないと効果はないと言われました。
2022/11/23 14:07 私の考え方は違いました。
2022/11/23 14:07 とにかく5分でも自分の声で相手に自分の意志を伝えたいと思い、
2022/11/23 14:08 どのくらいの時間、呼吸器無しでおれるか実験もし、
2022/11/23 14:08 再度、先生にスピーチバルブをお願いし、実現できました。
2022/11/23 14:08 私の考える介護とは家族だけで抱え込まないことです。
2022/11/23 14:08 制度として重度訪問介護の申請をすれば
2022/11/23 14:08 本来は介護時間は受給できるはずですが、
2022/11/23 14:08 なかなか希望する時間数は支給されません。
2022/11/23 14:08 制度があっても利用できなければ絵に描いた餅になります。
2022/11/23 14:08 介護保障ネットの活動が私にとって良かったことは、
2022/11/23 14:08 介護を家族だけで抱え込まないことで、
2022/11/23 14:08 家族とのよい距離感を保てることです。
2022/11/23 14:08 本音を打ち明けるとマイナス面もあります。
2022/11/23 14:08 四六時中、他人がいる事。
2022/11/23 14:08 介護者間の交通整理が必要になることもあり
2022/11/23 14:08 かなり精神的タフさが必要になり
2022/11/23 14:08 必然的に強くなります。
2022/11/23 14:08 願わくば介護を通して働く人がここで出会えてよかったと思える環境づくりを頑張りたい。
2022/11/23 14:08 何事も日々勉強だと思っています。
2022/11/23 14:09 最近次の言葉をよく思い出します。
2022/11/23 14:09 「清濁併せ呑む」
2022/11/23 14:09 この心境には、なかなかなりえませんが、
2022/11/23 14:09 執着、とらわれ過ぎずに生きることは、自身との葛藤であり、難しさを感じています。
2022/11/23 14:09 司会/引き続きまして、
2022/11/23 14:09 福岡県北九州市の熊井恵美子(くまい・えみこ)さんのビデオメッセージをご紹介します。
2022/11/23 14:09 熊井さんのビデオメッセージのスタートをお願いします。
2022/11/23 14:09 熊井恵美子です。
2022/11/23 14:09 熊井/こんにちは。
2022/11/23 14:10 こんな感じでいつも作っています。
2022/11/23 14:10 /おかえり。
2022/11/23 14:11 熊井/いただきます。
2022/11/23 14:11 おいしい。
2022/11/23 14:11 下、いきますか?
2022/11/23 14:11 /よかったですね。
2022/11/23 14:12 /いいよ、いいよ。
2022/11/23 14:12 きれい、きれい。
2022/11/23 14:12 わ〜!
2022/11/23 14:12 やった!
2022/11/23 14:12 こわい、こわい!
2022/11/23 14:12 火傷する。
2022/11/23 14:12 きれいやね。
2022/11/23 14:12 大丈夫?
2022/11/23 14:12 熱くない?
2022/11/23 14:12 ああ〜。
2022/11/23 14:12 いえい!
2022/11/23 14:12 熊井/おかげさまで、24時間とることができました。
2022/11/23 14:13 ありがとうございました。
2022/11/23 14:13 司会/介護保障ネットの弁護士が担当した過去の事例については、
2022/11/23 14:13 ぜひお買い求めください。
2022/11/23 14:13 「支援を得て私らしく生きる!」という本でも詳しくご紹介しています。
2022/11/23 14:13 それでは、今から14時20分まで休憩をとります。
2022/11/23 14:13 休憩の後は、台湾、韓国、日本の3か国のスピーカーによるパネルディスカッションです。
2022/11/23 14:13 14時20分から再開しますので、引き続きご視聴をよろしくお願いいたします。
2022/11/23 14:14 (休憩 14時20分再開予定)
2022/11/23 14:20 司会/それではシンポジウムを再開します。
2022/11/23 14:20 後半は、台湾、韓国、日本のスピーカーによるそれぞれの活動の報告と、ディスカッションを行います。
2022/11/23 14:20 スピーカーを紹介します。
2022/11/23 14:20 日本のスピーカーは、東京の弁護士で、当会の共同代表である藤岡毅(ふじおか・つよし)さんです。
2022/11/23 14:20 台湾のスピーカーは、弁護士の翁国彦(お・こくげん)さんと、林君潔(りん・ちゅんちぇ)さんです。
2022/11/23 14:20 韓国のスピーカーは、弁護士のイ・ソアさんです。
2022/11/23 14:20 コーディネーターは、京都の立命館大学生存学研究所の教授である立岩真也(たていわ・しんや)さんが務めます。
2022/11/23 14:21 スピーカーの方々のプロフィールはお手元の資料でご確認ください。
2022/11/23 14:21 ここからは、立岩真也さんにマイクをお渡しします。
2022/11/23 14:21 立岩さん、よろしくお願いします。
2022/11/23 14:21 立岩/立命館大学に勤めている立岩と申します。
2022/11/23 14:21 これから3つの国、地域についてのお話を伺っていきたいと思います。
2022/11/23 14:21 日本で介護保障の運動が始まるのは1970年代の初めです。ですから、50年ほどの歴史があります。その中で、弁護士さんたちが、法律家たちが関わってくれだしたのは、
2022/11/23 14:21 その後半。
2022/11/23 14:21 このネットが10周年ということですから、
2022/11/23 14:21 10年から少し前あたりからだと思います。
2022/11/23 14:21 その成果というか効果というものは、私はずいぶん大きかった
2022/11/23 14:21 と思っております。
2022/11/23 14:21 先ほど長岡弁護士の報告を聞いていまして、
2022/11/23 14:21 まず法律ができる。
2022/11/23 14:22 法律の中でも、世論が賛成と反対にわかれてなかなか決まらないこともあるけれども、
2022/11/23 14:22 例えば、地域生活といったときに、
2022/11/23 14:22 今時、それに真正面から反対する人はいない。
2022/11/23 14:22 そうした中で、理念をうたった法律ができる。
2022/11/23 14:22 しかし多くの場合、その理念は理念で法律には書いてあるけれども、それが実現されないということが続いてきたんだろうと思うんですね。
2022/11/23 14:22 そこのところに弁護士が入っていって、
2022/11/23 14:22 法律にはこう書いてあるからこうすべきだ。
2022/11/23 14:22 あるいはこれはおかしい、やめるべきだということを言っていく。
2022/11/23 14:22 そういうことが日本のこの10年、
2022/11/23 14:22 かなり有効に働いた。
2022/11/23 14:22 法律を盾にとって、
2022/11/23 14:22 しかも、現場に個別に
2022/11/23 14:22 かなり詳しい情報を武器にして、
2022/11/23 14:22 戦っていくということが功を奏してきたのではないかと思っています。
2022/11/23 14:23 そうして見たときに
2022/11/23 14:23 今日は台湾、それから韓国からの報告をいただくわけですが、
2022/11/23 14:23 どんな具合にことが進んでいるのか。
2022/11/23 14:23 例えば僕が知ってるかぎり、
2022/11/23 14:23 僕らは大学研究所で、
2022/11/23 14:23 台湾と韓国と中国と日本でセミナーをもう10年以上やってるのですが、そこの中で思うのは、
2022/11/23 14:23 法律を制定するということでいうと韓国などの方が日本よりも成功して、立派な法律を作っているということは思うわけです。
2022/11/23 14:23 そうすると、では、韓国はその法律を使ってもっと前に進むことができるのかもしれない、あるいはできているのかもしれない、という興味が我々もわきます。
2022/11/23 14:23 それから台湾であれば、これは私のところの大学院生で、台湾の介護、介助制度をこれから調べようという人がいて、その人と話をしたんだけれども、
2022/11/23 14:24 日本と同様に、複数の制度が併存しているということを聞きます。
2022/11/23 14:24 そうするとその中で、
2022/11/23 14:24 どういう
2022/11/23 14:24 よりよいベターな方向を見出そうと台湾ではされているのか。
2022/11/23 14:24 そんな興味もわきます。
2022/11/23 14:24 そういうことで私からのご挨拶というか、お話はこの辺にしてお話を伺いたいと思います。
2022/11/23 14:24 私がいただいている資料では、
2022/11/23 14:24 藤岡さんということではなくて、
2022/11/23 14:24 台湾からと韓国からそれぞれ15分ずつのご報告をいただくということになっているのだそうです。
2022/11/23 14:24 ということでまず台湾から、いずれも弁護士ですが、
2022/11/23 14:24 翁國彦さんと
2022/11/23 14:24 林君潔さんから
2022/11/23 14:24 報告をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
2022/11/23 14:25 魏/皆さんこんにちは。それでは法律補助基金会についてまず紹介をさせていただきたいと思います。
2022/11/23 14:25 そして
2022/11/23 14:25 お伝えしたいと思います。私は魏貫宇と申します。
2022/11/23 14:25 法律扶助基金会というのは、台湾の法律補助法に基づいて設置されたものです。
2022/11/23 14:25 司法院の出資により、民間非営利団体と財団法人として設立されております。特に法律の適切な保護が必要な人たちに対して提供するという趣旨で設立されております。
2022/11/23 14:25 今何ページですか。
2022/11/23 14:25 次のページですね。
2022/11/23 14:25 法律補助基金会は2021年に24ヶ所の支部機関がありまして、
2022/11/23 14:25 22の全国各県にありまして、
2022/11/23 14:25 また、ふたつの先住民センターというのがあります。
2022/11/23 14:26 この基金会には329人の職員がおりまして、
2022/11/23 14:26 そのうち17人は常勤弁護士となっております。
2022/11/23 14:26 1万990人、
2022/11/23 14:26 弁護士がおりますが、そのうちの4560人の弁護士が扶助弁護士になっています。2021年には、
2022/11/23 14:26 5万1424件の案件を取り扱っております。その内、障害者の扶助事件が8512件となっております。そのうちの3件は現在、介助者の時間数を獲得するための訴訟中です。
2022/11/23 14:26 また、台湾の
2022/11/23 14:26 CRPDの署名に関して、台湾は国連の加盟国ではありませんので、2014年に
2022/11/23 14:26 心身障害者権利条約施行法というものを採択しまして法的効力を増やしました。この中で明らかに、
2022/11/23 14:26 わが国も障害者に対して法的な補助を提供することが必要だとしています。そのために政府がこの基金会を通じてこの業務を委託しております。
2022/11/23 14:27 次のページです。
2022/11/23 14:27 この心身障害者の介助者に関して、台湾ではまだあまり普及しているとは言えません。そのために私たちの基金会が、この心身障害者に対して、
2022/11/23 14:27 団体を通じて支援を行っています。
2022/11/23 14:27 また関連の法律の意見書を出して、審査委員の人たちに十分に審議してもらうようにしています。
2022/11/23 14:27 そして、法的な補助が得られた後は、
2022/11/23 14:27 障害者の
2022/11/23 14:27 条約に関して
2022/11/23 14:27 詳しい専門家を派遣して、
2022/11/23 14:27 それがきちんと確保できるように、権益を保障できるように支援をしています。次のページです。私たちの基金会の説明は以上です。
2022/11/23 14:27 翁弁護士から、具体的な案件の説明をお願いします。
2022/11/23 14:28 翁/先輩の皆さまこんにちは。私は翁と申します。台湾の法律補助基金会の、
2022/11/23 14:28 案件をひとつご紹介したいと思います。
2022/11/23 14:28 現在、画面共有をさせていただきましたが、とある案件です。
2022/11/23 14:28 玉さんという方ですが、
2022/11/23 14:28 この当事者は、
2022/11/23 14:28 重大な筋委縮症を患っているんです。
2022/11/23 14:28 現在右手が少し力が残っている状況です。家族は既に亡くなっているので一人暮らしとなっています。
2022/11/23 14:28 原則的に
2022/11/23 14:28 30分ごとに、介助者の人が
2022/11/23 14:28 寝返りを行ったり、体位の変換を介助する必要があります。
2022/11/23 14:28 さもないと、かなり麻痺したり、
2022/11/23 14:29 とても不快に感じてしまうということです。そのために介助者がとても必要になります。
2022/11/23 14:29 しかし、玉さんの住んでるところは、新北市というところですが、
2022/11/23 14:29 新北市の市役所は、
2022/11/23 14:29 自らで、介助者のサービス申請規定というものを規定してしまっておりまして、
2022/11/23 14:29 玉さんのように、
2022/11/23 14:29 重度の筋委縮症の人たちに関しては
2022/11/23 14:29 毎月60時間を超えてはならないと規定してしまっておりまして、
2022/11/23 14:29 これだと条件が設定されてしまっております。
2022/11/23 14:29 どれくらいの重度であろうと、毎月60時間を超えてはならないという介助者の時間数しか
2022/11/23 14:29 獲得できないのです。つまり1日平均2時間にしかなりません。玉さんは
2022/11/23 14:29 もともとあまり収入がありませんので、ほとんどが
2022/11/23 14:29 市の補助に頼らざるを得ないんです。
2022/11/23 14:30 しかし、1日2時間にしかならないのでとても不足している状況です。
2022/11/23 14:30 そのために毎日2時間だけ、こういった介助者が支援するということになっていますので、またヘルパーさんも来てくれます。
2022/11/23 14:30 掃除とか介護をしてくれますが、
2022/11/23 14:30 だいたい夕方5時くらいに
2022/11/23 14:30 訪問ヘルパーさんが出てしまってから、翌朝まで
2022/11/23 14:30 誰も助けてくれないわけですね。
2022/11/23 14:30 体を動かすことができないために、少なくとも夕方、右手でずっと頭を支え続けなければならないんです。
2022/11/23 14:30 しかし、その力がなくなって倒れてしまうということが発生しています。しかしこの姿勢が続くと痺れてしまって力が入らなくなります。
2022/11/23 14:30 そのために手がしびれると倒れてしまうのですけれども、そのまま倒れたままになってしまいます。一晩中誰も助けてくれないということで、そこに倒れたまま朝になってしまいます。
2022/11/23 14:31 ヘルパーさんが来たり、あるいは介助者が来たりして、やっと起こしてもらえるということです。
2022/11/23 14:31 そうすると、一晩、自分の排泄物の中に浸かった状態でいることもあります。
2022/11/23 14:31 既に数十年、そういった状況で、横になってちゃんとぐっすり眠ったことがないということです。
2022/11/23 14:31 ずっと手で自分を支え続けなければならないということで、なかなか寝入ることができないということです。
2022/11/23 14:31 また食事ですけれども、
2022/11/23 14:31 自分の排泄量を減らそうとするために、1日に一食しか取っていないということです。しかも介助者が支援しないといけません。
2022/11/23 14:31 食事は明らかに足りないんですね。
2022/11/23 14:31 1日1食しか食べないために、健康に影響が出ています。
2022/11/23 14:32 しかし、リハビリも受けることができない状況ですし、またコロナが発生してからワクチンの接種もできていません。
2022/11/23 14:32 もしワクチンを打った後、副反応が出た場合にはどうなるか、夕方家に1人でいて誰も助けに来てくれないので危険だということがあるために、コロナが発生してからもう2年以上ですが、ワクチンの接種はできていません。
2022/11/23 14:32 玉さんは2020年に
2022/11/23 14:32 市の社会局に対して申請を出しました。
2022/11/23 14:32 その目標としては、毎日
2022/11/23 14:32 24時間フルでの介助者の
2022/11/23 14:32 サービス提供です。もちろんすぐに拒否されました。規定としては毎月60時間を超えてはならないという規定があるからです。
2022/11/23 14:32 玉さんは拒否されましたが、その後、すぐに審査請求を申し立てています。
2022/11/23 14:32 法律補助基金会が2021年に
2022/11/23 14:33 弁護士を任命しまして、訴訟を支援しています。去年の8月に私もこれに加わっておりまして、
2022/11/23 14:33 行政訴訟を起こしております。
2022/11/23 14:33 台北の高等行政裁判所で1年以上審議されていますが、裁判官は何度も何度も
2022/11/23 14:33 改訂を行っておりまして、既に9回ほど改訂しております。
2022/11/23 14:33 しかし現在のところまだ結審している状況ではありません。しかし個人的な感覚では、来年2023年前半には結審すると見込んでおります。
2022/11/23 14:33 この事件は9回に渡る準備口頭弁論が発生しておりますので、玉さんと被告。被告は社会局のものですが、
2022/11/23 14:33 障害者権利条約のCRPDの第19条に基づく、心身障害者が地域で自立して生活することを支援するということがあります。しかし市の内部の規定があり、これが画一的な基準を採用してしまっています。
2022/11/23 14:34 実際にどれくらい必要があるか、あるいは
2022/11/23 14:34 重度の程度がどれくらいであるかは関係なく、とにかく毎月最大60時間しか介助者のサービスを提供できないという制限があるんです。そこが争点になっています。それから新北市は60時間しかできないということで、台湾自体の内部の法律の規定で
2022/11/23 14:34 玉さんの状況に対しては、
2022/11/23 14:34 専門の人を派遣して、生活状況を把握する必要がある。どれくらい介助者が必要かを理解する必要があるということでした。昼か夜かといったことも理解する必要があるということでしたが、評価を実際には行っていませんでした。
2022/11/23 14:34 それから新北市の政府はずっと財務抗弁というやり方をとっておりまして、日本でもそういった訴訟があるようですけれども、
2022/11/23 14:35 日本各地でもそういった状況が発生しているようです。すなわち、各地の社会福祉予算にはかぎりがあるということで、
2022/11/23 14:35 玉さんの請求に同意してしまうと、700時間以上になってしまい、万が一玉さんの請求に同意してしまうと、他の重度障害を持った人たちが同じように請求してしまうことになるということで、
2022/11/23 14:35 予算に関係があるということです。
2022/11/23 14:35 この財務抗弁というのが受け入れられるかどうかが焦点となっています。
2022/11/23 14:35 私は個人的にはこの玉さんの案件は、台湾でCRPD第19条に基づく初めての案件となります。障害者が地域社会で自立して生活する権利を巡る、初めての行政訴訟となります。担当裁判官は審理中には心証を明かさないのが普通ですので、
2022/11/23 14:35 現在、判決が敗訴なのか勝訴なのかはわかりませんけれども、しかし、開廷期間中に私たちとしては、具体的な玉さんの生活状況を理解してほしいと要求しています。
2022/11/23 14:36 1回目か2回目くらいが
2022/11/23 14:36 裁判所側もそれを理解して、
2022/11/23 14:36 ビデオの形で、リモートという形で出席してもらうことになっています。そして裁判所側も
2022/11/23 14:36 オンラインで玉さんの家に繋いで、しています。
2022/11/23 14:36 そのために直接、玉さんの家に行って、
2022/11/23 14:36 オンラインのリモートができる
2022/11/23 14:36 設備を設置しました。そして、質問などがきちんとできるようにしています。
2022/11/23 14:36 私たちは、
2022/11/23 14:36 来年の上半期には結審してほしいと思っています。そして、必要な介助者が確保できるかどうか、あるいは玉さんが実際に法廷に
2022/11/23 14:37 行けると良いなと思っています。
2022/11/23 14:37 この第3条の案件があります。
2022/11/23 14:37 第3に、実際に
2022/11/23 14:37 具体的に実施しなければならないとあります。これを裁判所がどう判断するかを見たいと思います。また玉さんの案件は現在訴訟中ですが、
2022/11/23 14:37 これはCRPD第19条に基づいて、本当に障害者の人たちが訴訟で、実際にオペレーションで確保できるのか。この条文を使うことで、
2022/11/23 14:37 主管当局に対して介助の要求を認めさせることができるのかが争点となってきます。
2022/11/23 14:37 現在、台湾では権利条約が履行されなければなりません。
2022/11/23 14:37 この50条のところで、こういったかなり重度の障害者に対しては、
2022/11/23 14:38 介助者を獲得できるはずだとしています。法律自体にそういったことはあるのですが、玉さんの代理としてこれを解釈し、CRPDの精神に基づいておこなうべきだと主張しています。
2022/11/23 14:38 そしてこの条約がとても重要だと認識しています。
2022/11/23 14:38 これを使って国内の法律を強化することができるのではないかと思っています。また、新北市の広告が出ていますけれども、この条約は、
2022/11/23 14:38 請求権の後ろ盾として使うことはできないと言っていますが、しかし
2022/11/23 14:38 私たちはこれでは、CRPDの精神と抵触しているのではないかと主張しています。
2022/11/23 14:38 そのため、もともと
2022/11/23 14:38 この条約を使うことを市役所側としては抵抗しています。
2022/11/23 14:38 しかし、この主管当局の見方が間違っているので、それを修正すべきだと主張しています。具体的な訴訟の中で個別の判例の中で、これが実行に向かえればと思います。また、ふたつ目に、先ほど申し上げました財務抗弁の話も
2022/11/23 14:39 かなり誇張した言い方ではないかと思います。17万人の身体障害者が新北市にはいるのだというんですね。
2022/11/23 14:39 そして、もし玉さんの要求を飲んでしまえば、17万人が全員、社会局に来て、介助者を要求することになる。
2022/11/23 14:39 そうすると、予算が破綻してしまうということなんですけれどもこれは単なる口実だと思います。すべての人が介助者がそんなに必要なわけではありませんし、さまざまな障害の種類もありますし、すべての人がこのようなレベルの介助が必要というわけではありません。
2022/11/23 14:39 しかし、新北市が財務抗弁というのを使って対抗してきているのは本当に手荒なやり方ではないかと思っています。
2022/11/23 14:40 また、
2022/11/23 14:40 感情に訴えてしまっているという感じがします。
2022/11/23 14:40 政府の予算がどうだというふうに言っているわけです。
2022/11/23 14:40 また藤岡先生、
2022/11/23 14:40 日本の法律の状況の中でも、例えば政府側が行政側が財務抗弁を使って、
2022/11/23 14:40 どのような財政的な困難があるのかを言ってくることはあるのでしょうか。
2022/11/23 14:40 具体的な
2022/11/23 14:40 あるいは、こういうふうにしたら予算がなくなってしまうと言ってくることはあるのでしょうか。私としてはとても無責任なやり方だと思います。
2022/11/23 14:40 社会局がこれによって、答弁の言い方を変えてほしいと思っています。
2022/11/23 14:41 現在はまだ結果が出ていませんが、来年の上半期に結審することを期待しておりますし、玉さんが良い結果を得られることを期待しています。以上です。ありがとうございました。
2022/11/23 14:41 立岩/藤岡さんに質問がありましたが、まとめて
2022/11/23 14:41 あとで藤岡さんからはお願いするということで、
2022/11/23 14:41 林さんにお願いしたいと思います。
2022/11/23 14:41 藤岡/順番は林さんにしますか。
2022/11/23 14:41 立岩/どうしましょうか。
2022/11/23 14:41 藤岡/ではそれでいきましょう。
2022/11/23 14:41 立岩/お願いいたします。
2022/11/23 14:42 林/皆さん、こんにちは。
2022/11/23 14:42 私は台湾台北市新活力自立生活協会から参りました、林君潔です。
2022/11/23 14:42 本日は私たちが今経験しているいくつかの案件、訴訟について共有したいと思います。
2022/11/23 14:42 まず自己紹介したいと思います。
2022/11/23 14:42 まず、私自身も当事者です。
2022/11/23 14:42 先天性骨形成不全症を患っています。そして7歳のときに小学校に入学を拒否されまして、
2022/11/23 14:42 さまざまな体験をしてきました。そして、大学の地方学校を卒業して、
2022/11/23 14:42 とても良い機会をいただきました。それはダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業のプログラムに参加し、様々な知識を学ぶことができました。
2022/11/23 14:43 2007年に
2022/11/23 14:43 台湾に戻りまして、
2022/11/23 14:43 この新活力協会を
2022/11/23 14:43 設立しました。障害者を
2022/11/23 14:43 助けて、
2022/11/23 14:43 ぜひみんなと溶け込むような生活をしていきたいと思っています。
2022/11/23 14:43 私は台湾の
2022/11/23 14:43 障害者団体の委員でもありますし、法律扶助基金の委員でもあります。台湾の状況ですが、
2022/11/23 14:43 まず、重度障害者の
2022/11/23 14:43 状況ですが、
2022/11/23 14:43 選択肢がスライドのようになります。家族は介護をしなければなりません。
2022/11/23 14:43 もし経済的に余裕があれば、外国人の介助者を雇うこともできます。
2022/11/23 14:43 そうした介助者というのは、
2022/11/23 14:43 割と低い給料で365日、家に泊まり込みで
2022/11/23 14:43 介助をしています。
2022/11/23 14:43 しかし、公的な支援はありませんので、
2022/11/23 14:44 完全に自費です。そして、外国人もなかなか休息ができない。
2022/11/23 14:44 1日あたりの給料ですが、台湾ドルで言いますと、
2022/11/23 14:44 700台湾ドルぐらいの、非常に低い、
2022/11/23 14:44 良くない待遇で、私たちは合理的でないと思っています。
2022/11/23 14:44 またたくさんの事件も起きました。
2022/11/23 14:44 多くの家庭では、このような
2022/11/23 14:44 高い介護はとても負担できないものですから、そして被介助者あるいは家族同士で自殺をしてしまうという悲劇も起きています。
2022/11/23 14:44 もうひとつの選択肢ですが、
2022/11/23 14:44 私たちのサービスの中で、
2022/11/23 14:44 コミュニティでのサービス、
2022/11/23 14:44 この介助者のサービスがあります。
2022/11/23 14:44 訪問介護がありますし、
2022/11/23 14:44 いわゆるパーソナルアシスタントの介助者サービスがあります。
2022/11/23 14:44 そして、短期間で
2022/11/23 14:45 介護を受けられるのですが、
2022/11/23 14:45 すべての需要を満たすことはもちろん到底できません。
2022/11/23 14:45 在宅で90時間になっています。
2022/11/23 14:45 もし仕事を持ってる人であれば、
2022/11/23 14:45 職場からある程度の支援が来ますが、
2022/11/23 14:45 それも60時間の制限があります。重度の障害者ですが、
2022/11/23 14:45 入所施設に入るという選択肢も当然あるのですが、台湾はそういった施設がとても少ないんです。
2022/11/23 14:45 あるいは友人ですとか、
2022/11/23 14:45 みんなで助け合ってサポートをするという選択肢もあります。
2022/11/23 14:45 新北市ですが、
2022/11/23 14:45 重度身障者に対する介助の時間数が絶対的に不足しています。
2022/11/23 14:45 そして在宅の最高は150、そして個人の介助者は30時間しかありません。
2022/11/23 14:46 基金会の弁護士に依頼して、
2022/11/23 14:46 さまざまな請願をしました。30時間から60時間と一旦増えました。それでも不足しています。
2022/11/23 14:46 非常に生活の中で影響が出ていて、
2022/11/23 14:46 劣悪な環境で生活しなければなりません、時間数も非常に少ないわけです。
2022/11/23 14:46 先ほどもありましたが、
2022/11/23 14:46 排泄物に浸かってしまって、
2022/11/23 14:46 寝返りもできない。
2022/11/23 14:46 そして
2022/11/23 14:46 非常に
2022/11/23 14:46 劣悪な状況で生活をしています。
2022/11/23 14:46 またこのような介助が受けられないので、さまざまな身体機能が
2022/11/23 14:46 低下しています。
2022/11/23 14:46 また、外部社会とのつながりも失われています。
2022/11/23 14:46 このような障害者ですから、
2022/11/23 14:46 身体的な機能が弱いので、電気ストーブの上に倒れこんでしまって火傷を負ったこともありました。あるいは、虫に刺されても抵抗できない。あるいは、
2022/11/23 14:47 常に倒れ込んだりするので、
2022/11/23 14:47 夜になると、やむを得ず警察や救急車を呼んだりして、
2022/11/23 14:47 3回も4回も呼ばなければならないようなこともあります。
2022/11/23 14:47 また時数不足に起因して、介助者との関係が非常におかしくなって、暴力行為も発生しました。
2022/11/23 14:47 また時数が足りないので、
2022/11/23 14:47 ワクチンについても、
2022/11/23 14:47 十分に
2022/11/23 14:47 介助できないのであれば、副反応が怖いということで、なかなか接種できないでいます。
2022/11/23 14:47 そして
2022/11/23 14:47 5月の
2022/11/23 14:47 入院病棟の中でさまざまな事件や問題が起きました。
2022/11/23 14:47 この中で私たちは思いました。個人の問題ですが、制度的な欠陥が非常に表れていると考えました。
2022/11/23 14:48 そしてさまざまな活動を行い、請願を行いまして、制度の変更を促していきました。
2022/11/23 14:48 そして弁護士による協力を、
2022/11/23 14:48 そして、
2022/11/23 14:48 当事者が出廷するときに、
2022/11/23 14:48 さまざまなアシストをお願いするということになっています。
2022/11/23 14:48 また法律サイドですが、裁判所側には
2022/11/23 14:48 非常に理解が足りていません。
2022/11/23 14:48 そして私たちはいろんな経費を
2022/11/23 14:48 調達して、
2022/11/23 14:48 例えば出廷の中で
2022/11/23 14:48 サービスを受けたいとお願いしたら、拒否されました。
2022/11/23 14:48 そして、このような状況が、私たちが
2022/11/23 14:48 ウェブサイトで訴えていたら、メディアに
2022/11/23 14:48 注目されまして、大きな話題になりました。
2022/11/23 14:49 そして非常に大きな物議を醸していろんな議論が起こるようになりました。
2022/11/23 14:49 また、実は司法院の予算編成の中で法律扶助に必要な経費を給付するという決まりがあります。
2022/11/23 14:49 例えば、
2022/11/23 14:49 介助者の介護の必要があると
2022/11/23 14:49 申請できることになってるんです。
2022/11/23 14:49 しかし、実現できていない。
2022/11/23 14:49 また、傍聴するときに
2022/11/23 14:49 車いすの席を設置しなければならない。
2022/11/23 14:49 しかし実際はなかなか設置されていません。
2022/11/23 14:49 私たちは地方職員の教育訓練についても力を入れてきました。
2022/11/23 14:49 また当事者が感染し、
2022/11/23 14:50 隔離した病床に入院したときに、
2022/11/23 14:50 病院の中でどのように重度障害者をケアすればよいのか問題になりまして、
2022/11/23 14:50 それがきっかけになって、病院の制度の見直しを
2022/11/23 14:50 誘起しました。
2022/11/23 14:50 また、この隔離病棟の中で、実は経費上の支援がありませんので、
2022/11/23 14:50 低所得者が
2022/11/23 14:50 隔離病棟に入院したときに、
2022/11/23 14:50 地域によっては支援がありますが、ないところも多くあります。私たちは立法委員に働きかけて、
2022/11/23 14:50 こうした需要があれば必ず
2022/11/23 14:50 費用的なサポートをしなければならないということを実現させました。
2022/11/23 14:50 スライドの写真ですけれども、裁判所で車いす席を設置するように働きかけました。
2022/11/23 14:50 あるのですけれども、基準に則ったものではありませんし、数も足りていません。
2022/11/23 14:51 そして私たちはたくさんの呼びかけを行い、たくさんの人たちが傍聴するように呼びかけています。
2022/11/23 14:51 そして例えばバリアフリーの施設を利用する需要もあると思うのですけれども、利用したい人が多いのにまだ数が少ない。これは人道的な施設でです。そうした活動も行っています。
2022/11/23 14:51 裁判所職員の教育訓練について述べます。
2022/11/23 14:51 訓練を通じて、私たちが困ったこと、困惑について理解してくれるように言いました。しかし、いろんなプロセスがあって、現場にはなかなかそのようなやり方を落とし込むことができません。
2022/11/23 14:51 例えば、私は講演を行いました。そして、その講演を行ったことで、実は裁判所にあるバリアフリーのトイレが半ば倉庫になってしまったということがわかりました。これは非常に懸念すべきことですし、
2022/11/23 14:52 悲しいことです。
2022/11/23 14:52 そして、感染の状況も
2022/11/23 14:52 ひとつの例です。
2022/11/23 14:52 隔離病床に入院しなければならない。しかし、非常にお金がかかるので、介助者を、1日あたり1台湾ドルの介助費用がかかって10日入院して、
2022/11/23 14:52 14台湾ドルかかりました。これは私たちはなんとか工面し、そして多くの人たちが助けてくれました。
2022/11/23 14:52 そして支援を呼びかけたところ、このような寄付が集まりました。
2022/11/23 14:52 このような安全安心した状況でこの患者は無事退院することができました。そして、このような制度的な
2022/11/23 14:52 規則についていろいろ議論しています。先ほど翁弁護士もおっしゃいましたが、
2022/11/23 14:52 新北市は、
2022/11/23 14:52 中央の規定に基づいて60時間の上限を設定したと主張しているのですが、実は
2022/11/23 14:53 国の会議の中においてはとっくに廃止されていると確認しましたので、彼らの主張は事実ではありません。新北市社会局は財源不足を理由にしていて、60時間の月当たり、これしか認定できないと主張しているのですが、
2022/11/23 14:53 しかし調査したところ、財源がより乏しい地域の多くにおいて、1ヶ月当たり80時間、多くの時間を
2022/11/23 14:53 認可しているところもあります。
2022/11/23 14:53 また、国は会議で資料を提出し、自立生活支援の経費は実は毎年、
2022/11/23 14:53 剰余がかなり多くあること、経費はまったく使いきっていないことがわかりました。
2022/11/23 14:53 国においては十分な予算を組んでくださっています。ですから新北市社会局の主張とはまったく一致していません。そして2021年上半期の統計を見ました。
2022/11/23 14:53 新北市の介助者の支給例はわずか23人しかいませんでした。
2022/11/23 14:54 決して彼らが唱えているように、多くの人がいっぺんに来るようなこと、
2022/11/23 14:54 財務破綻をきたすような状況には程遠いと思います。ですから、
2022/11/23 14:54 私たちはたくさんの仲間を作ることができました。
2022/11/23 14:54 この保障ネットの方々です。
2022/11/23 14:54 また、2019年、CRPD条約についてのインタビュー、そして学習を行いました。
2022/11/23 14:54 藤岡弁護士や多くの弁護士と知り合うことができ、多くの経験や知識を吸収することができました。
2022/11/23 14:54 そしてたくさんの本を
2022/11/23 14:54 実際に見ました。また、台湾の実例もたくさんまとめられています。
2022/11/23 14:54 ひとつ紹介したいと思います。
2022/11/23 14:54 これは学校の事例ですけれども、
2022/11/23 14:54 私たちのところに
2022/11/23 14:55 多くの重度障害者が助けを求めている事例があります。
2022/11/23 14:55 ある大学生、
2022/11/23 14:55 大学一年生ですけれども、お母さんが非常に心配していて、昼間に勉強を受けるんですけれども、大学に相談したところ、学校ではそのような支援ができないので、
2022/11/23 14:55 お母さんがフルタイムで
2022/11/23 14:55 付き添ってほしいと言われました。
2022/11/23 14:55 非常に困難な事例です。私たちは調査をしました。政府の教育部においては、
2022/11/23 14:55 大学、専門学校に対して障害者のための支援予算を与えています。
2022/11/23 14:55 支援の予算があるということがわかりました。しかし、
2022/11/23 14:55 重度障害者の大学生のニーズがなかなか提供されていません。
2022/11/23 14:56 そして大学は、
2022/11/23 14:56 IEP、個別化教育計画はまったく策定していません。
2022/11/23 14:56 学期前に教員は学生と簡単な談話をしただけです。具体的に、教員が一方的に内容を決定しています。このような状況は受け入れられないと思います。
2022/11/23 14:56 多くの特別支援教育の教員、あるいは立法委員たちに協力を求めました。
2022/11/23 14:56 大学は学生にフルタイムのサポートをしなければいけないという認識ができています。
2022/11/23 14:56 そして大学の方は、学生のアルバイトを雇えばいいのではないか、準備をしているのだからという返事でした。
2022/11/23 14:56 しかしこのような大学の態度は、
2022/11/23 14:56 なかなか社会の多くの人たちには理解されないと思います。私たちは立法委員に働きかけました。
2022/11/23 14:56 私たちの協議、会議に一緒に出席しました。弁護士も同席しました。行政部門と交渉を行いました。個別の介助ができるように求めています。そして
2022/11/23 14:57 大学を説得し、最終的に大学から120時間の介助の支給を獲得して、そして賃金も上昇しました。
2022/11/23 14:57 この大学キャンパスでの介助というのは、最も高い
2022/11/23 14:57 賃金の請求を実現しました。
2022/11/23 14:57 訴訟というのはとても時間がかかります。
2022/11/23 14:57 とても長いです。この間にたくさんの事件が起こりまして、いろいろな団体と協力しました。台湾だけでなく日本とも連携しています。
2022/11/23 14:57 新北市の違う障害者も私たちに協力を求めています。あるいは、匿名での訪問を受けた人がいます。
2022/11/23 14:57 介助者の時数の不足、あるいは介助不足の問題などいろいろありまして、議論を行っているところです。
2022/11/23 14:58 私たちは国の人権委員会など中央とも協議し、圧力をかけています。
2022/11/23 14:58 さまざまなチャンネルを通じて努力したところ、もっと多くの状況を変えていきたいと思います。新しい情報ですが、新北市政府は最近、この10月からある決定をしています。
2022/11/23 14:58 特殊な障害者に対して
2022/11/23 14:58 申請すれば
2022/11/23 14:58 60時間を超えることができ、上限として100時間の介助を給付ができる
2022/11/23 14:58 という動きになりました。
2022/11/23 14:58 もちろん、私たちの活動、さまざまな呼びかけ
2022/11/23 14:58 はまだ進行中です。
2022/11/23 14:58 そして多くの弁護士、
2022/11/23 14:58 当事者の弁護士もいますし、ALSの弁護士もいらっしゃいます。
2022/11/23 14:59 私たちの希望としては、多くの人たちが国を超えて私たちのチームに加わってほしい。そしてみんなで力を発揮して、状況を変えていきたいと思います。
2022/11/23 14:59 以上が、台湾の身障者団体が弁護士団体、そしてさまざまな人たちの協力を得て、自立生活の運動を推進している現状を報告致しました。ありがとうございました。
2022/11/23 14:59 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 14:59 僕がもらったスケジュール表だと、5分早く始まって15分遅く終わったので、
2022/11/23 14:59 20分ぐらい伸びたのですけれども、私の考えでは、今日は台湾と韓国の今の状況をじっくり聞くということがとても大切なことだと思うので、時間が延びるということはあまり気にせずに、
2022/11/23 14:59 皆さんのお話を伺いたいと思います。
2022/11/23 14:59 ですので、台湾からの報告はこれまでということで、次に
2022/11/23 15:00 韓国のイ・ソアさんの報告ということでお願いしますが、よろしいでしょうか。
2022/11/23 15:00 イ/皆さんこんにちは。
2022/11/23 15:00 では画面共有をさせていただければと思います。
2022/11/23 15:00 私が発表する内容でございますが、
2022/11/23 15:00 韓国で
2022/11/23 15:00 障害者活動支援法第5条第2項のところで、
2022/11/23 15:00 裁判所の公開弁論について申し上げたいと思います。その後、関連する事件について、どういうふうに今進行中であるのかについて説明したいと思います。
2022/11/23 15:01 まず、私の紹介から申し上げたいと思います。
2022/11/23 15:01 お送りしました資料の順番ですが、若干順番が変わりました。
2022/11/23 15:01 しかしながら内容が変わってるものではなくて、ページの順番が変わっているものですので、順番に説明したいと思います。まず自己紹介です。
2022/11/23 15:01 私は韓国の民主社会のための弁護士の会という
2022/11/23 15:01 弁護士団体があります。
2022/11/23 15:01 そこのマイノリティ人権委員会という会がまたあるのですが、そのネットワークの会のメンバーとして関わっています。
2022/11/23 15:01 また、「売春被害女性のための、もう一度ともに」というセンターの常勤弁護士として働きながら、
2022/11/23 15:02 援助活動を行ってます。2015年5月からは、
2022/11/23 15:02 というところにあります。
2022/11/23 15:02 非営利団体の公益弁護士と共にする
2022/11/23 15:02 総会という団体を設立しました。
2022/11/23 15:02 また申し上げる事件でございますが、
2022/11/23 15:02 ファン中に
2022/11/23 15:02 光州に住んでる。
2022/11/23 15:02 ファンという方の
2022/11/23 15:02 事案について申し上げたいと思います。
2022/11/23 15:02 基礎関係をまず御覧いただければと思います。どういった内容であるのか、このままではご理解いただけないと思います。
2022/11/23 15:02 この当事者の方ですが、
2022/11/23 15:02 ファン・シネさんという方です。
2022/11/23 15:02 当時60代半ばの女性です。
2022/11/23 15:02 またこの方は、
2022/11/23 15:02 詩と絵がとても好きな方で、自ら刺繍も
2022/11/23 15:03 お作りになるという、
2022/11/23 15:03 エネルギーを持っている方です。
2022/11/23 15:03 この方は、
2022/11/23 15:03 30代の中盤に筋萎縮症を患いました。
2022/11/23 15:03 それによりまして、
2022/11/23 15:03 脳に関する重度の障害を持つことになりました。
2022/11/23 15:03 65歳未満の老人性疾患にあたります。これは韓国の法律上、こういうふうに老人性疾患の範囲の中に含まれます。また同時にこの老人性疾患によって障害を持っているということになります。
2022/11/23 15:03 つまり、こういった2つの障害を持っている方に対しまして、適用できる法律は、
2022/11/23 15:03 社会的な人権法としてはふたつあります。
2022/11/23 15:03 そのひとつは、障害者活動支援法。
2022/11/23 15:03 つまり、障害者活動支援サービスに関する法律になります。
2022/11/23 15:04 もうひとつとしては、高齢者長期療養保険法というもので、これは介護サービスを
2022/11/23 15:04 提供する関連法になります。
2022/11/23 15:04 介護保険と、また保障と同じ意味であるのかということですが、必ずしも合致はしないと思います。
2022/11/23 15:04 そういった状況の中、65歳未満であり、また老人性の疾患を抱えている場合には、このふたつの法律に該当するという、そういった状況になります。
2022/11/23 15:04 しかしながら問題となる法律の条項は、障害者活動支援法第5条第2号の方に明記されていますが、
2022/11/23 15:04 こういう老人性の
2022/11/23 15:04 疾患を持っている場合には、
2022/11/23 15:04 まずこちらの支援を受けている場合には、支援法によるサービスの申請自体ができないということになります。
2022/11/23 15:05 ここで問題となるのは、
2022/11/23 15:05 高齢者長期療養サービスの場合では、1日4時間、
2022/11/23 15:05 また平日のみサービスが提供されます。
2022/11/23 15:05 ということは、月100時間にも至っていません。
2022/11/23 15:05 また高齢者長期療養サービスの場合では、
2022/11/23 15:05 家事のみの提供であり、また社会的な支援というものは、
2022/11/23 15:05 行われません。
2022/11/23 15:05 また、
2022/11/23 15:05 障害者活動支援サービスの場合では、
2022/11/23 15:05 曜日に関係なく、
2022/11/23 15:05 月に最大、ファンさんが受けられる給付量を計算しますと、
2022/11/23 15:05 440時間も
2022/11/23 15:05 受けることができる。
2022/11/23 15:05 つまり、休日なしにすべての曜日でサービスを受けることができます。
2022/11/23 15:05 サービスの量自体に大きな差があります。
2022/11/23 15:06 また障害者活動支援サービスの場合では、家事のみではなく、社会的な活動すべてに対するサービスでありますので、質・量ともに大きな差があるということです。
2022/11/23 15:06 ですので、大きな差があるこのふたつのサービスの中で、
2022/11/23 15:06 やはり選択するようにならないといけないんですけれども、
2022/11/23 15:06 申請する資格を法律上、剥奪している。
2022/11/23 15:06 ですので、私たちが行政訴訟から始まりまして、憲法裁判所にそれが違憲に当たるという申請を行いました。
2022/11/23 15:06 単独で行ったのではなくて、先ほど申し上げましたが、民主社会のための民主弁護士会の、マイノリティ人権委員会に属している、多くの弁護士と一緒に行いました。
2022/11/23 15:06 希望、また、共感、
2022/11/23 15:06 True。
2022/11/23 15:06 こういった大きな弁護士会に所属している弁護士の方々と一緒に行いました。
2022/11/23 15:07 こういった法律対応の実施でございますが、これは時系列でまとめてみました。2016年9月に
2022/11/23 15:07 まず光州広域市、北区役所を相手取りまして、
2022/11/23 15:07 変更申請を行い、
2022/11/23 15:07 16年9月の末に
2022/11/23 15:07 北区役所がそのサービスの変更申請を拒否したため、
2022/11/23 15:07 その
2022/11/23 15:07 拒否処分は
2022/11/23 15:07 間違ってるっていうことの行政訴訟を2016年12月に行いました。
2022/11/23 15:07 スライドに事件番号、裁判所の訴訟番号が書かれております。
2022/11/23 15:07 この訴訟の中で、裁判所は、
2022/11/23 15:07 2017年、
2022/11/23 15:07 関連する法律が違憲に当たるという審判を申し込みました。
2022/11/23 15:08 その後、3年経過しまして、
2022/11/23 15:08 2020年
2022/11/23 15:08 12月23日。
2022/11/23 15:08 憲法に合致しないという決定がなされました。
2022/11/23 15:08 また、2020年6月には、
2022/11/23 15:08 下の方にあります、
2022/11/23 15:08 こちらの憲法裁判所におきまして、公開弁論を行いました。韓国の憲法裁判所は
2022/11/23 15:08 法廷で公開弁論というものはしません。
2022/11/23 15:08 ただ、書面審理のみをしているのですが、
2022/11/23 15:08 この事案につきましては公開弁論を行ったということは、それだけ重要な事件として考えていたということの表れであったと思います。
2022/11/23 15:08 ということで、法律が違憲であるといった判断が示されました。
2022/11/23 15:08 2020年4月15日、ファンさんが
2022/11/23 15:09 提起したこの訴訟、
2022/11/23 15:09 こちらに書いてあります裁判番号。
2022/11/23 15:09 これによって
2022/11/23 15:09 原告認容ということで勝訴しました。
2022/11/23 15:09 それで北区役所の場合の処分を取り消すように決定が出されました。
2022/11/23 15:09 北区役所はしかしながら、すぐにサービスの変更に応じませんでした。
2022/11/23 15:09 それで5月には区役所の前で記者会見を行い、6月から
2022/11/23 15:09 当事者に対して、
2022/11/23 15:09 障害者活動支援サービスが開始されたということでございます。
2022/11/23 15:09 こちらがファン・シネさんです。最後まで耐え抜いた当事者がいらっしゃいますので、この裁判で勝ち抜いたことができたと思います。しかしながらこういった当事者に巡り合うことは非常に法律上でも難しいという面があります。
2022/11/23 15:09 また公開弁論を行いました、当時、一緒に活動をしました弁護士の方々です。
2022/11/23 15:10 先ほども発表されました中で、財政について
2022/11/23 15:10 自治体であるとか、または行政では
2022/11/23 15:10 財政不足であるという
2022/11/23 15:10 口実を出してます。
2022/11/23 15:10 ですので、私たちは公開弁論をする際に、今、現在、裁判官が私たちに
2022/11/23 15:10 する質問を事前に用意してまいりました。
2022/11/23 15:10 その予想質問の中で最も
2022/11/23 15:10 大きな割合を占めていたのは財政に関することでした。韓国の財政はそれほど厳しくないと、
2022/11/23 15:10 それに関する本当に深みのある報告書をつくることが主な争点でした。
2022/11/23 15:10 法律の専門家である私たちだけで
2022/11/23 15:10 解決することができなかったため、財政に関する専門家に対して分析報告書をお願いして、それもあわせて提出しました。
2022/11/23 15:11 その分析結果は、韓国の財政が社会福祉予算に関して増やしてもよいと、増やすべきだとそういった結果を出しました。
2022/11/23 15:11 それによりまして、韓国の国の財政の健全性が悪くなることはないという、そういった報告書の中身を用意してまいりました。
2022/11/23 15:11 公開弁論の様子がスライドのものです。左側もご覧いただきますと、
2022/11/23 15:11 代理団が集まりまして、本当に数えることができないほど集まりまして、会議を行いました。
2022/11/23 15:11 当時出席したのは当事者だけではなく、多くの関係者が一緒に行いました。
2022/11/23 15:11 4時間にわたる公開弁論が終わって、みんなで一緒に写真に収めました。
2022/11/23 15:11 公開弁論の中、法廷の中でファンさんが直接
2022/11/23 15:12 供述をした様子です。
2022/11/23 15:12 法廷の中では写真を撮ることができなかったのでスケッチを行いました。その後の経過です。
2022/11/23 15:12 法廷で勝ったので、それで戦いが終わったわけではありません。しかしながら、まだ保健福祉省の方で問題になる法律の条項をまだ改定していません。
2022/11/23 15:12 問題であったその部分自体を完全に変えてでなく、間違った方向といいますでしょうか、その方向に向かって変わっています。
2022/11/23 15:12 ですので、前の問題がまだまだ改善されていないため、ファンさんのような同じような状況にいる当事者の方、
2022/11/23 15:12 「B」「C」とスライドで私は表記していますが、光州に住んでいらっしゃるBさん、また朴さん、そして木政府というところにいらっしゃるもうひとかた
2022/11/23 15:13 同じような訴訟を行いました。
2022/11/23 15:13 ですので、まだまだ戦いは続いていると申し上げたいと思います。
2022/11/23 15:13 ということで、追加で訴訟をおこなうたびに
2022/11/23 15:13 そういった処分を行った
2022/11/23 15:13 それぞれの自治体の当局、
2022/11/23 15:13 区役所であるとか、
2022/11/23 15:13 市役所の前で記者会見を行いました。
2022/11/23 15:13 こういった記者会見を行っても、まったく動きを見せていません。
2022/11/23 15:13 裁判所で結審が出てから、ひとつひとつ変更処分を行っているというのが韓国の状況です。発表は以上で終わります。
2022/11/23 15:13 立岩/司会の立岩です。ありがとうございました。
2022/11/23 15:13 このパートは16時までと設定されています。
2022/11/23 15:14 どうしようかな。
2022/11/23 15:14 私の方から短く感想を申し上げます。
2022/11/23 15:14 まずひとつは、いろんな共通性が見えたと思いますね。
2022/11/23 15:14 司法というものがそれなりに効果的であるということが報告されたと思います。
2022/11/23 15:14 その上で、先ほどの日本からの報告にもありましたが、
2022/11/23 15:14 日本は裁判を始めると長くなってしまうし大変なので、できるだけ裁判の手前のところで、
2022/11/23 15:14 事を解決しようとこれまでやってきたという報告がありましたけれど、やむを得ずということだと思いますけれども、裁判になって、かなりの時間と労力を費やして、しかし各地域において、前進がされているという報告だったと思います。
2022/11/23 15:14 もうひとつ思ったのは、
2022/11/23 15:15 台湾だと月に60時間ですか。
2022/11/23 15:15 それから、韓国だと高齢者用の制度を使うと月に100時間というあたりが初期値で、
2022/11/23 15:15 それじゃあとてもじゃないかな…ということで動きが始まったということでしたけれども、
2022/11/23 15:15 日本で、先ほど私は50年前に介護保障の運動が始まったと言いましたけれども、
2022/11/23 15:15 そのときは1日に2時間ですが、毎日ではなくて週に2回。
2022/11/23 15:15 そうすると、週に4時間、
2022/11/23 15:15 月に16時間というあたりが、日本の場合の初期値だったわけです。
2022/11/23 15:15 そんなところから、日本の場合は始まりました。
2022/11/23 15:15 もちろんそんなに50年もかけてゆっくりやっているわけにはいかないわけで。
2022/11/23 15:15 早急に事態を良くしなきゃいけないわけですけれどもそこに司法、弁護士の力がかなり加わっているということは思いました。
2022/11/23 15:16 その際に台湾にしても韓国にしても、
2022/11/23 15:16 どう見てもこれは
2022/11/23 15:16 そんな時間、
2022/11/23 15:16 制度では足りないということは明らかである。例えば筋ジストロフィーであるとか、ALSであるとか、そういう人たちとまず戦いを始めたというのは、
2022/11/23 15:16 日本の場合と比べても有効な手立てだと思います。
2022/11/23 15:16 ハッキリどう見たって足りるはずがないというところから問題を提起し、
2022/11/23 15:16 そこで、時間、制度を勝ち取り、
2022/11/23 15:16 それを同じような人たちに広げていくという作戦は、
2022/11/23 15:16 日本の場合でも
2022/11/23 15:16 現在そこそこに有効に機能していますし、各国でもそういう方向で取り組まれているのだなということは思いました。
2022/11/23 15:16 以上、私の、皆さんのお話を伺っての感想になりますけれども、
2022/11/23 15:17 さて、この間、
2022/11/23 15:17 台湾、それから韓国の人々と
2022/11/23 15:17 交流しながら情報を伝えたり、伝え合ったりしながら進んできたネットワーク、
2022/11/23 15:17 全国ネットですけれども、それを共同代表ということで、
2022/11/23 15:17 今、台湾、そして韓国からのお話を受けて、
2022/11/23 15:17 それから質問もありましたので、そのあたりも含めて藤岡さんの方から発言をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
2022/11/23 15:17 藤岡/日本の介護保障ネットの弁護士の藤岡毅です。
2022/11/23 15:17 たくさん話したいことがあるし、
2022/11/23 15:17 他の国の皆さんに聞きたいことがたくさんありますので、どこから話そうかなと思ったりします。
2022/11/23 15:17 まずひとつが、日本の活動の報告の補足。
2022/11/23 15:18 それと、先ほどの質問への回答と、
2022/11/23 15:18 あとは、台湾、韓国への質問や意見みたいなところかなと思います。
2022/11/23 15:18 では忘れないうちに、先ほどの台湾からの質問で、
2022/11/23 15:18 財政破綻の抗弁について
2022/11/23 15:18 質問がありました。
2022/11/23 15:18 日本の裁判で、
2022/11/23 15:18 行政側が財政論を持ち出すことがあります。
2022/11/23 15:18 結論として、一つは
2022/11/23 15:18 支給決定を考える際の考慮要素が法律で9項目決まっていて、その9項目の中には財政事情は入っていないということがあります。
2022/11/23 15:18 基本的にはそういう支給決定の
2022/11/23 15:18 判断に個別の財政事情を
2022/11/23 15:19 判断する根拠はないんじゃないかと言えます。
2022/11/23 15:19 ただ、判決では、
2022/11/23 15:19 抽象的には、
2022/11/23 15:19 財政状況を考慮することも裁判所は認めますが、
2022/11/23 15:19 個々具体的な
2022/11/23 15:19 具体的な判断において、本当にその決定をすることによって自治体が破綻してしまうというような、
2022/11/23 15:19 非常に説得力のある証拠立証がない以上は
2022/11/23 15:19 そういう理由は認められないといって、
2022/11/23 15:19 行政の財政の抗弁は蹴飛ばされています。
2022/11/23 15:19 具体的に判例の日付を言いますと、2006年11月29日の東京地方裁判所の判決があります。
2022/11/23 15:19 もうひとつが大阪高裁の、先ほど長岡弁護士が指摘した2011年12月14日の判決があります。
2022/11/23 15:20 いずれも、抽象的に財政の話を持ち出すということでは、
2022/11/23 15:20 原告の請求を否定する根拠としては認められないということで、
2022/11/23 15:20 漠然とした財政論は認められないとしていますので、
2022/11/23 15:20 本当にその処分をすることによって、自治体が破綻してしまうというようなことが証明されないかぎり、
2022/11/23 15:20 そういう財政論は採用されないというのが日本の判例の考え方だと思います。
2022/11/23 15:20 実際、日本でも24時間介護、
2022/11/23 15:20 おそらくデータはないですが、全国で
2022/11/23 15:20 400〜500人ぐらいは認められてると思うんですよね。
2022/11/23 15:20 言い換えると、
2022/11/23 15:20 日本で約1000万人、障害者がいるというデータになっていますけれども、
2022/11/23 15:21 先ほど立岩さんが言われたように、
2022/11/23 15:21 介護保障の運動が50年あった中で、
2022/11/23 15:21 ようやく500人に到達している。
2022/11/23 15:21 要するに1000万人のうちの500人というと、数万人に1人ですよね。
2022/11/23 15:21 何十年掛けて数万人に1人というのが現状ですから。
2022/11/23 15:21 じゃあ台湾の場合にそれを認めたということで、
2022/11/23 15:21 どうなるのかというのをあてはめた場合に、
2022/11/23 15:21 おそらく
2022/11/23 15:21 台北市が破綻することはないだろうという推論は働くのではないかなというのが、最初の財政論への回答です。
2022/11/23 15:21 次に、日本の介護保障ネットの活動については先ほどの長岡弁護士の報告の通りです。
2022/11/23 15:21 付け加えて言うと、現状ですね。
2022/11/23 15:21 現在は約10件の障害者の方の支援を日本全国で現在進行型で行っています。
2022/11/23 15:22 そのうち2件が
2022/11/23 15:22 裁判になっています。
2022/11/23 15:22 また介護保障ネットの案件ではなくて、
2022/11/23 15:22 会員個人、例えば藤岡にしても、
2022/11/23 15:22 先月、介護保障の裁判をある地方裁判所に起こしていたり
2022/11/23 15:22 します。
2022/11/23 15:22 そんなように、現状でも、
2022/11/23 15:22 多くの活動をしていますし、
2022/11/23 15:22 介護保障に限らず、
2022/11/23 15:22 障害者の人権を巡るさまざまな活動、
2022/11/23 15:22 おそらく裁判だけでも、今現在でも何十件か行われていると思いますし、
2022/11/23 15:22 多くの活動が行われている現状があります。
2022/11/23 15:22 そういう中で、
2022/11/23 15:22 今年
2022/11/23 15:22 ちょっと残念なニュースとしては、
2022/11/23 15:23 4月に、ある地方裁判所に、介護保障ネットで24時間介護の訴訟を起こして記者会見をしたところ、
2022/11/23 15:23 インターネットにおいて、
2022/11/23 15:23 障害者に対する誹謗中傷の投稿がたくさん寄せられたという事件があります。
2022/11/23 15:23 どんな投稿だったかというと、
2022/11/23 15:23 親が悪い。
2022/11/23 15:23 なんで殺さなかったんだ。
2022/11/23 15:23 そういうクズは死んでほしい。
2022/11/23 15:23 何が目的で生きてるのかがわからない。そういうような
2022/11/23 15:23 障害者の尊厳や存在自体を否定するような
2022/11/23 15:23 誹謗中傷がなされたということがありました。
2022/11/23 15:23 それに対しては、誰が投稿したのかということを明らかにせよという裁判を起こすという記者会見を5月にしたところ、
2022/11/23 15:23 そういう誹謗中傷した人から謝罪が次々と寄せられるというような状況が
2022/11/23 15:24 あります。
2022/11/23 15:24 これはごく一部の人のそういう無理解ということでないことが
2022/11/23 15:24 また深刻でして。
2022/11/23 15:24 先ほど私が言った、ある地方裁判所に
2022/11/23 15:24 先月、裁判を起こしているのですが、
2022/11/23 15:24 そこで、
2022/11/23 15:24 なんで介護を認めないのかという理由について、
2022/11/23 15:24 行政側はなんと言ってるかというと、地域の方に
2022/11/23 15:24 その支給決定に関しての審査会をやってもらって、その審査委員が、
2022/11/23 15:24 支給を認めることに否定的な発言をしているからだと言うんですよね。
2022/11/23 15:24 そこではどう言われているかというと、
2022/11/23 15:24 そんなに大変ならば、施設に入所することを検討するべきではないか。
2022/11/23 15:24 そういうようなことを
2022/11/23 15:25 地域の委員が言っている。
2022/11/23 15:25 そういうことを理由にして制限をする。
2022/11/23 15:25 すなわち、障害者の自立生活に関する
2022/11/23 15:25 権利について、無理解な考え方を根拠に、
2022/11/23 15:25 行政も地域生活を否定してくるということがあるわけですね。
2022/11/23 15:25 つまり障害者に対する無理解というのは、
2022/11/23 15:25 一般的には障害者差別の問題と整理されていると思うんですけれども。
2022/11/23 15:25 一方、福祉の問題というのは、
2022/11/23 15:25 政策の問題で、
2022/11/23 15:25 社会政策の問題で、
2022/11/23 15:25 福祉の問題は別と思われているかもしれませんが、今の話で分かるように、
2022/11/23 15:25 福祉制度における障害者が自立生活を送る権利の問題と、
2022/11/23 15:26 差別を解消すべきだという問題というのは、
2022/11/23 15:26 根っことしては
2022/11/23 15:26 同じ問題であって、
2022/11/23 15:26 やはり障害者が存在している、
2022/11/23 15:26 その存在自体を、ちゃんと尊厳を持った存在を認め、
2022/11/23 15:26 差別のない社会を作っていくという
2022/11/23 15:26 人権保障。
2022/11/23 15:26 差別をなくすという問題と、こういう介護保障の問題というのは、
2022/11/23 15:26 同じ問題なんだということを
2022/11/23 15:26 最近すごく強く感じている。
2022/11/23 15:26 そういうことを考えさせられる昨今だというのが
2022/11/23 15:26 ひとつの報告になります。
2022/11/23 15:26 次に、先ほどの韓国と台湾の報告を聞いて思ったことです。
2022/11/23 15:26 立岩教授の感想にもありましたけれども、
2022/11/23 15:26 やはり共通することが多いんだなということをすごく感じました。
2022/11/23 15:27 台湾ではやはり重度の障害のある方、例えばALSの方などが
2022/11/23 15:27 自治体によって決められた時間数しか支給されないで、
2022/11/23 15:27 大変な思いになっているということ。
2022/11/23 15:27 これは先ほどの長岡弁護士のスライドの説明であったように、
2022/11/23 15:27 日本では、
2022/11/23 15:27 あくまで個別の障害者の個別の事情に基づいて、必要なヘルパーは決められるべきだというふうになっているわけですが、
2022/11/23 15:27 定型的な枠で決めてはいけないということになっているわけですけれども、
2022/11/23 15:27 まさに台湾の話は、
2022/11/23 15:27 そういう日本で今まで確立されてきた考え方からすると、
2022/11/23 15:27 否定されるべき対応を行政がしているということが言えると思います。
2022/11/23 15:27 そういう意味で、ひとつは、
2022/11/23 15:28 数年前に東京で
2022/11/23 15:28 台湾の皆さんとお会いして、
2022/11/23 15:28 そのときに介護保障ネットの情報や資料等もお渡ししたと思うのですが、
2022/11/23 15:28 日本の介護保障の判例の情報とか、
2022/11/23 15:28 日本の介護保障ネット等のことというのは、
2022/11/23 15:28 台湾の裁判でも使われたのでしょうか?ということが
2022/11/23 15:28 ひとつの私の質問です。
2022/11/23 15:28 韓国のイ弁護士の
2022/11/23 15:28 報告を聞いて思ったのが、
2022/11/23 15:28 日本でも、高齢者介護…日本では介護保険と言いますが
2022/11/23 15:28 障害者福祉のふたつの制度の問題というのがあって、
2022/11/23 15:28 65歳問題といわれています。
2022/11/23 15:29 本当にそっくりだなと思って、
2022/11/23 15:29 日本では、65歳になった
2022/11/23 15:29 岡山市の浅田さんという障害者が
2022/11/23 15:29 介護保険を申請しなかったところ、
2022/11/23 15:29 障害者福祉を全面的に打ち切られたという事件がありました。
2022/11/23 15:29 そしてその裁判の結果、岡山地方裁判所の2018年3月14日の判決は、
2022/11/23 15:29 そのような処分は違法であるとして、
2022/11/23 15:29 100万円の
2022/11/23 15:29 慰謝料プラス
2022/11/23 15:29 浅田さんがこうむった実費の損害賠償を
2022/11/23 15:29 市に命じました。
2022/11/23 15:29 市が控訴しましたが、
2022/11/23 15:29 高等裁判所は
2022/11/23 15:29 その年の
2022/11/23 15:29 12月13日に、
2022/11/23 15:30 市側の控訴を棄却して、
2022/11/23 15:30 障害者が介護保険を利用しているということを理由として、障害者福祉の権利を制限することは
2022/11/23 15:30 違法であるという判決が
2022/11/23 15:30 下されました。
2022/11/23 15:30 そういう意味で、
2022/11/23 15:30 お互いの情報交換をしていればよかったなと思って。
2022/11/23 15:30 そういう日本の判例の状況とか、イ弁護士は知っていましたか?ということを聞きたいのがひとつです。
2022/11/23 15:30 実は、日本の裁判には続きがありまして、
2022/11/23 15:30 千葉で天海さんという方が、天海訴訟といわれていますが、そういうものがありまして、やはり同じように65歳になった重度障害の天海さんが介護保険の支給をしなかったところ、障害者福祉を全面的に打ち切られるという事件がありました。
2022/11/23 15:31 ところが千葉地裁は昨年5月18日、そういう打ち切り処分は合法であるという、
2022/11/23 15:31 原告敗訴判決を下したということがあって、現在、天海さんは東京高等裁判所において、そのような判断は間違っているということで争っています。
2022/11/23 15:31 弁護団には、例えばうちの介護保障ネットのスタッフの東京の坂本千花弁護士等
2022/11/23 15:31 も入っています。
2022/11/23 15:31 また、
2022/11/23 15:31 千葉の國母弁護士と
2022/11/23 15:31 組んで弁護団を作って戦っています。
2022/11/23 15:31 今の話を聞くと、
2022/11/23 15:31 韓国でイ弁護士たちが獲得した、
2022/11/23 15:31 やっぱり韓国でもそんなようなことは憲法違反だという判決があるという情報を
2022/11/23 15:31 もっと早く知っていれば、
2022/11/23 15:31 天海訴訟の**、東京高裁の
2022/11/23 15:31 裁判資料にできたんじゃないかなと思ったりしていまして、
2022/11/23 15:32 実は12月の上旬には
2022/11/23 15:32 審理が終わるという状況なので、もう手遅れなのかなとか思っていますが。
2022/11/23 15:32 例えば、今からでもイ弁護士に、韓国では同じような事件で憲法違反だという判決が下されたんだという情報を、もうちょっと判例等も含めていただくことができますか?と。
2022/11/23 15:32 そういうのを
2022/11/23 15:32 日本の裁判でも使ってもいいですか?というのが、
2022/11/23 15:32 質問です。
2022/11/23 15:32 要するに、せっかくですから同じような問題にみんな悩んでいるわけなので、
2022/11/23 15:32 それぞれの獲得した成果を、韓国、日本、台湾、もちろん、その三国だけじゃなくて
2022/11/23 15:32 多くの国々で共有して、力を合わせれば、
2022/11/23 15:33 さらに前進できるんじゃないかなと、そんなふうに思ったということです。
2022/11/23 15:33 とりあえず藤岡からは、コメントは以上です。
2022/11/23 15:33 立岩/藤岡さんありがとうございました。立岩です。
2022/11/23 15:33 今回、台湾、韓国、日本と3つの国・地域でこのシンポジウムをやっていて、やはり何かそのことによって、良いことがあってほしいわけです。
2022/11/23 15:33 そのために何ができるでしょうかというのが今日のお話のまとめというか、続きだと思うのですけれども、
2022/11/23 15:33 それについて藤岡さんの方から具体的に
2022/11/23 15:33 いくつか言われた
2022/11/23 15:33 いくつかだけれども、根っこはひとつで、要するに3つの中でも、あるいは4つでも5つでもいいのだけれども、うまくいったところ。
2022/11/23 15:33 裁判で勝ったとか、そういうところの情報もまず共有して、それを自分の国や地域での裁判に使っていく。そのことによっていくらかは前に進む、
2022/11/23 15:34 前進するということがあるだろうと、僕もそのとおりだと思いますけれども、そうしたことに関わる連携というのは、口で言うほど簡単ではないかもしれないけれども、できることなんじゃないかなと私も思いましたし、
2022/11/23 15:34 この領域に関して、研究者は大した仕事をしていなくて、不甲斐ないと
2022/11/23 15:34 自らを思っていますけれども、それでも、何かしら協力することもできるのかなということを聞いていて思いました。
2022/11/23 15:34 とりあえずですけれども、
2022/11/23 15:34 台湾の方には、台湾と日本が交流する中で、日本についての情報というものもいくらか提供したけれども、それが
2022/11/23 15:34 台湾の裁判の過程の中で使われたというか、
2022/11/23 15:34 そういうことがあったかという質問だったと僕は記憶していますが、その話を。
2022/11/23 15:35 それから韓国の方で言えば、
2022/11/23 15:35 さっき藤岡さんがおっしゃったように、日本でも65歳問題というのは、とても大きな問題なんですね。
2022/11/23 15:35 日本では、介護保険というのは2000年に始まるので、もう始まってから22年という時間が経っていますけど、この間ずっと障害者たちは65歳問題に悩まされ続けてきて、
2022/11/23 15:35 なかなか厳しいというか、役所とのやりとりをやってきて。
2022/11/23 15:35 それが近年、裁判になり、
2022/11/23 15:35 勝ったり負けたりというか、そういう状況なんだけれども、
2022/11/23 15:35 そういう戦いを、日本もこれからも続けていかなきゃいけない。
2022/11/23 15:35 そのときに、
2022/11/23 15:35 韓国の方で、裁判で憲法を持ってきて勝ったと、
2022/11/23 15:35 そういう情報というものを提供してもらえるだろうかという、そういうお願いというか質問だったと思います。
2022/11/23 15:36 台湾の方のほうから、
2022/11/23 15:36 藤岡さんの質問に対してお答えをいただければと思います。よろしくお願いいたします。
2022/11/23 15:36 翁/それでは、翁から先にお答えします。藤岡先生ご質問いただきありがとうございました。
2022/11/23 15:36 昨年、日本から成功の判例をたくさんいただきまして、文字のスクリプトもたくさんいただき、
2022/11/23 15:36 大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。
2022/11/23 15:36 その後の交流の中で、
2022/11/23 15:36 最初の裁判所の伝達の中で、日本はたくさんの案件が
2022/11/23 15:36 参考していました。
2022/11/23 15:36 裁判所に参考として提供できると思ったんですけれども、しかし裁判所は、
2022/11/23 15:37 裁判官たちは日本の判例に非常に興味を示しました。そして中国語に訳してほしいという話もありました。
2022/11/23 15:37 つまり、裁判官は
2022/11/23 15:37 比較法、あるいは外国の判例に非常に興味を持っているという感触を得ました。今年の1月、日本の弁護士団に提供された判決のダイジェスト、あるいは文字資料を裁判所に提出しました。
2022/11/23 15:37 裁判所の提出資料は中国語に限るので、中国語に訳しました。
2022/11/23 15:37 裁判官というのはなかなか自分の心象を示しません。
2022/11/23 15:37 しかし彼らは絶対にこの資料を読んだと思うんです。もちろん、直接的には何も表情には出していません。
2022/11/23 15:37 例えば
2022/11/23 15:37 社会局の
2022/11/23 15:37 彼らの弁護士は、
2022/11/23 15:37 ずっと
2022/11/23 15:37 外国の法律や制度は違うと強調していたんです。もちろん結果がどうなるかはまだわかりませんが、
2022/11/23 15:38 決して、裁判官が彼らの主張に沿って、
2022/11/23 15:38 では
2022/11/23 15:38 制度が国によってどう違うのかを示してくださいという流れになって、
2022/11/23 15:38 そして、条文を翻訳してほしいという段取りになったらいいですね。
2022/11/23 15:38 そのときにはぜひご協力を請いたいと思います。新たにこうした関連資料を
2022/11/23 15:38 裁判所に提供したいと思います。
2022/11/23 15:38 比較法についてはこういう状況です。
2022/11/23 15:38 また、台湾の訴訟ですけれども。
2022/11/23 15:38 私は非常に日本の判例、成功例が役立っていると思います。残念ながら、これまでにまだ、
2022/11/23 15:38 台湾では、勝訴した判例はあまりなくて、
2022/11/23 15:38 まだこれからなんですけれども。
2022/11/23 15:39 日本に与えるものがまだ今のところないのですけれども、
2022/11/23 15:39 これからいつか勝訴する段取りになったら、きっと
2022/11/23 15:39 台湾の裁判官は日本の判例の影響を受けて何らかの結論を出すと思います。ですからきっと私たちの協力によって、望ましい結果が得られると思います。ですから来年の判決を非常に心待ちにしております。
2022/11/23 15:39 魏/私は基金会の魏と申します。弁護士の話に補足したいと思います。まず藤岡先生に日本で大変お世話になったこと、そして日本の実情を教えていただいてありがとうございます。
2022/11/23 15:39 基金会にとって、弁護士と当事者を繋ぐ架け橋です。
2022/11/23 15:39 ですから身障者団体とどのように協力すれば、
2022/11/23 15:39 訴訟の中で
2022/11/23 15:40 主役である当事者が、
2022/11/23 15:40 TPOのアシストを通じて、
2022/11/23 15:40 さまざまな資源を生かして、
2022/11/23 15:40 たくさんの弁護士のようにたくさんの協力を得て、いかに勝訴に持っていくか、最善を尽くしています。
2022/11/23 15:40 そして先ほどから私は聞いていたのですが、たくさんヒントになっています。
2022/11/23 15:40 そしてTPOの改善、そして法律の
2022/11/23 15:40 補助、給付の申請の流れについては、先ほどご紹介申し上げました。
2022/11/23 15:40 関連の案件ですが、
2022/11/23 15:40 今まだ提訴を始めたばかりの状況です。
2022/11/23 15:40 しかし、今までの皆さんの経験が
2022/11/23 15:40 私たちのこのプロセスの最適化に非常に役に立ちました。
2022/11/23 15:40 そして、当団体の自信を深めましたし、
2022/11/23 15:40 何よりも、当事者の自信を深めていると思います。
2022/11/23 15:41 つまり当事者は、決して孤軍奮闘ではなくて、
2022/11/23 15:41 弁護士をはじめ、たくさんの団体や人々の支援を得ているという気持ちになっていると思います。
2022/11/23 15:41 まだまだ時間がかかるかもしれませんが、
2022/11/23 15:41 日本と韓国と同じように
2022/11/23 15:41 偉大な勝利をいつかは勝ち取れると思っています。ありがとうございます。
2022/11/23 15:41 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 15:41 では台湾の方からもうお一方、林さん、何か付け加えることなどありましたらお願いします。
2022/11/23 15:41 林/立岩教授もおっしゃいましたように、
2022/11/23 15:41 さまざまな団体の支援で、
2022/11/23 15:41 介助を申請することができています。
2022/11/23 15:41 60時間など換算して、
2022/11/23 15:42 公的な支援をもらっています。今、新北市は最高で150時間に換算できるようになっています。
2022/11/23 15:42 ですから、私たちは次々に難関を突破してきています。
2022/11/23 15:42 そして今、最高210時間の申請を目指している案件もあります。
2022/11/23 15:42 新北市からは、これからの予想として、
2022/11/23 15:42 おそらく
2022/11/23 15:42 250時間を勝ち取れるのではないかと思っています。もちろんこれは段階的な勝利です。やはり来年のこの判例の結果を通じて、つまり私たちが勝訴した後に、
2022/11/23 15:42 台湾の制度が大きく変わって大きく邁進できるような状況を作っていきたいと思っています。ありがとうございました。
2022/11/23 15:42 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 15:42 では、韓国の
2022/11/23 15:42 イさんから、
2022/11/23 15:42 先ほどの質問に対して、
2022/11/23 15:43 応答いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
2022/11/23 15:43 イ/まず日本側の裁判所の決定について
2022/11/23 15:43 先ほどのご発表を聞きまして、700時間以上、
2022/11/23 15:43 これくらいの時間ができるというお話を伺い、
2022/11/23 15:43 日本の状況と韓国の状況がどれくらい大きな差があるのかがわかりました。
2022/11/23 15:43 韓国は最大で
2022/11/23 15:43 月450時間。
2022/11/23 15:43 500時間に至っていません。
2022/11/23 15:43 そういった状況でありますので、
2022/11/23 15:43 裁判所での
2022/11/23 15:43 決定自体が
2022/11/23 15:43 進歩的な形で出るものと、
2022/11/23 15:43 また、当事者が月にどれくらい認められるのかという、そういった問題は別々の問題であると私は認識しています。
2022/11/23 15:44 日本の事例を知っていたとしても、
2022/11/23 15:44 それを韓国の裁判所が、前向きに受け入れる、あるいは参考にする。
2022/11/23 15:44 例えばそういうことであれば、私たちの方から海外の事例とかをたくさん提供できるのですけれども、
2022/11/23 15:44 韓国の裁判所は非常に消極的ですし、
2022/11/23 15:44 非常に保守的な判断をします。海外の立法事例とか、あるいは今日CRPD、
2022/11/23 15:44 障害者権利条約、
2022/11/23 15:44 この条約を適用して、
2022/11/23 15:44 何らか韓国国内の行政当局に働きかけるとか、
2022/11/23 15:44 韓国の裁判所はあまりそういう視点がないんです。
2022/11/23 15:44 CRPDを適用してそこから権利を引き出すという判例を下した例はまだないんです。ですから、そういった部分について、弁護士として強く何かを主張したときに、
2022/11/23 15:45 逆に裁判所の判事は
2022/11/23 15:45 何を絵空事を言ってるんだという感じなんですね。
2022/11/23 15:45 ですから、私たちは
2022/11/23 15:45 憲法裁判所に訴訟しました。
2022/11/23 15:45 そのときの
2022/11/23 15:45 CRPDとか海外の事例とか、そういったことからアプローチしないんです。
2022/11/23 15:45 韓国の裁判所が、これは憲法違反だなと思えるようにアプローチしたんです。
2022/11/23 15:45 何かと言いますと、
2022/11/23 15:45 AというサービスからBというサービスに変更したい、
2022/11/23 15:45 そういう申請権そのものが剥奪されたんですよと、この権利を認めてくださいというアプローチだったんです。韓国の憲法裁判所も、申請権そのものが認められないのは酷いなということでああいう判決に至ったんですね。ですから憲法の
2022/11/23 15:45 韓国の憲法裁判所が、障害当事者に対して
2022/11/23 15:46 月何十時間以上の給付が与えられていないのは違憲だ、憲法違反だという判断をしたわけではないのであります。何よりも韓国は…
2022/11/23 15:46 あまりにもテクニカルな話で申し訳ないですが、ご存知だと思うので申し上げます。韓国の行政訴訟法には、
2022/11/23 15:46 義務履行訴訟というのはないんです。
2022/11/23 15:46 通訳者が通訳できるかどうかわからないのですが、障害者の活動制約サービスの方に切り替えてほしい。
2022/11/23 15:46 変更申請を拒否する。
2022/11/23 15:46 これは行政訴訟でやれるだけなんです。つまり韓国で裁判所に対して、障害者活動支援サービスを提供できるようにしてください。
2022/11/23 15:46 そういう行政訴訟は韓国では不可能だということなんです。
2022/11/23 15:46 つまり、自治体に
2022/11/23 15:46 障害者の活動サービスを提供してください。
2022/11/23 15:47 そういう直接の請求、
2022/11/23 15:47 それは韓国の行政訴訟法では不可能なんです。
2022/11/23 15:47 今まで負けているんです。
2022/11/23 15:47 ですから、何時間以上の活動支援サービスを提供してくださいという
2022/11/23 15:47 アプローチを、私たちはもう考えもしません。なぜならば、負けるに決まっているから。
2022/11/23 15:47 行政訴訟で負けますからね。
2022/11/23 15:47 そして、ある程度以上のサービス、
2022/11/23 15:47 給付中止ということになったときに
2022/11/23 15:47 損害賠償訴訟をすることもできますよね。
2022/11/23 15:47 ただ、韓国の
2022/11/23 15:47 行政上の訴訟の場合は、裁判所は、
2022/11/23 15:47 行政当局の行為に対しては無条件適法であると。
2022/11/23 15:47 行政の行為に対して、違法であるという判断はしないんです。
2022/11/23 15:48 だから、私たちは損害賠償訴訟も起こせない状況なんです。
2022/11/23 15:48 似たような判例について先ほどもお話がありましたが、韓国も65歳、
2022/11/23 15:48 つまり、障害者活動支援サービスを受けていた人が65歳になったら急に受給量がガタッと落ちる。
2022/11/23 15:48 つまり、
2022/11/23 15:48 介護保険は1日4時間ですから、
2022/11/23 15:48 介護保険の方に移れというのが問題になりました。あまりにも時間が少ないですから。これに対して、法律家、そして、
2022/11/23 15:48 市民団体が対応しました。今はどうなってるかといいますと、
2022/11/23 15:48 もともと活動支援サービスを月に400時間受けていた。
2022/11/23 15:48 65歳になってしまった。そうするとそこですぐに
2022/11/23 15:48 いわゆる介護保険サービス、1日4時間のあのサービスに切り替えろ。
2022/11/23 15:48 それはちょっと酷いじゃないですかと。そういうことで、このギャップの分を
2022/11/23 15:49 政府が保障をする。
2022/11/23 15:49 補填をするという形に
2022/11/23 15:49 制度をデザインしているんです。
2022/11/23 15:49 ただちょっと無理が伴って、これはいろいろ問題があって、
2022/11/23 15:49 その問題に関連するところもどうなるかちょっとわからなくて、今そこが問題になってるんですね。
2022/11/23 15:49 ですから市民団体の方でもこういったところを問題提起しておりますし、
2022/11/23 15:49 そういう状況です。
2022/11/23 15:49 それから最後に…。
2022/11/23 15:49 立岩/もうよろしいですか。
2022/11/23 15:49 イ/もう少しお話をさせてください。
2022/11/23 15:49 財政についてです。
2022/11/23 15:49 自治体は
2022/11/23 15:49 財政は考慮事項ではないと日本の方はおっしゃいました。しかし韓国の裁判所は、行政上の財政については非常に大事に思うんです。
2022/11/23 15:50 財政的に厳しいと言われるとそれはもう即受けれる形です。
2022/11/23 15:50 財政に関連する要素についても、
2022/11/23 15:50 自治体が崩壊するぐらいに立証できないとダメだと先ほど日本側はおっしゃいましたが、
2022/11/23 15:50 それはドイツの裁判所の方にそんな基準があると聞きました。
2022/11/23 15:50 韓国の憲法裁判所に対して私たちはアピールをしたんです。こういう基準があるんです、と。しかし、韓国の司法当局は、
2022/11/23 15:50 そういった基準を取り入れるのは、
2022/11/23 15:50 遠い遠い先のことであろうと、道は非常に遠いと考えております。以上です。
2022/11/23 15:50 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 15:50 法律のシステム自体が違ったりするので、隣の国のことをそのまま使えないというのは、今おっしゃった通りだと思いますけれども、それにしてもその中から使える部分、パーツというものを探り出していく、
2022/11/23 15:51 それを使うというのが大切なことだというのは間違いないだろうと思います。
2022/11/23 15:51 それに関して
2022/11/23 15:51 これからこの日本のネット、
2022/11/23 15:51 それから皆さんがどういう形で連携して情報を蓄積していくのか。
2022/11/23 15:51 それに我々、アカデミズム側にいる側も多少のお手伝いができたらいいなと改めて思った次第です。
2022/11/23 15:51 これがひとつの大きなところだったと思いますが、最後にひとつ、もう時間が余りないのですが、15分くらいしかないのですが、ひとつ、私の方からお伺いしたいのは、
2022/11/23 15:51 弁護士さんたちの活動というものと、
2022/11/23 15:51 その国々、地域での障害者の組織であったり運動であったりというものの連携の現状、あるいはその希望といいますか、そうしたことについて、
2022/11/23 15:51 3つの国・地域から手短な報告といいますか、あるいは見解というものを
2022/11/23 15:52 教えていただきたいと思うのですが。
2022/11/23 15:52 じゃあ、今日の話の始まりからですから、藤岡さんの方からよろしくお願いします。
2022/11/23 15:52 藤岡/そうですね。
2022/11/23 15:52 弁護士は日本に5万人以上かな、
2022/11/23 15:52 いますけれども。
2022/11/23 15:52 そのみんながこういう障害者の人権問題をやっているかというと、
2022/11/23 15:52 そうではない。
2022/11/23 15:52 もちろん、全員がやる必要はないわけですけれども、
2022/11/23 15:52 それにしても、1000万人以上いるという日本の障害者の人権に関して、
2022/11/23 15:52 まだまだやれる体制、
2022/11/23 15:52 障害者に寄り添って、
2022/11/23 15:52 障害者の人権を
2022/11/23 15:52 いろいろ勉強もして、
2022/11/23 15:53 ご本人に向き合いながらやれる弁護士がまだまだ少ない現状はあります。
2022/11/23 15:53 ただそれはこの数年、かなり変わってきてはいて、
2022/11/23 15:53 弁護士会でも
2022/11/23 15:53 精神障害のある方を含め、障害を持った方の置かれているさまざまな理不尽な状況を改善するために、
2022/11/23 15:53 弁護士も障害を持った人と共に歩まなければいけないということの
2022/11/23 15:53 内部での確認や、
2022/11/23 15:53 あるいは、弁護士会で宣言を出したりして、自らを鼓舞しているような状況です。
2022/11/23 15:53 そういう意味で、まだまだ我々弁護士の側が、
2022/11/23 15:53 障害を持った方にちゃんと向き合うだけの力量を持てていないわけですけれども、
2022/11/23 15:53 ただ、頑張ろうとは
2022/11/23 15:54 今すごく思っていて。
2022/11/23 15:54 短い時間で具体的な話までは言及できませんが、
2022/11/23 15:54 われわれのこの会も、その端くれのひとつですけれども、
2022/11/23 15:54 さまざまな努力をしていて、
2022/11/23 15:54 特に障害者権利条約というひとつの共通言語、
2022/11/23 15:54 世界的な共通言語を取っ掛かりにして、
2022/11/23 15:54 いろんな権利の改善に少しでもお役に立ちたいと思っている。そんなところでございます。
2022/11/23 15:54 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 15:54 先ほどの全国ネットの方で寄付の呼びかけなどもしていたので、この財源のことなども含めて
2022/11/23 15:54 弁護士、法律家以外とのセクターというか、とりわけ障害者関係の団体であるとか、そういうところとの連携が必要であるということはもちろん分かっているわけだけれども、そのところの現状と
2022/11/23 15:55 未来というものは、各国どうなのかということは、また大きなテーマだと思うので、
2022/11/23 15:55 きちんと話せば長くなると思いますが、ごく短く
2022/11/23 15:55 台湾の側の方から、
2022/11/23 15:55 法律家たちと
2022/11/23 15:55 障害者たち、
2022/11/23 15:55 団体との連携についての
2022/11/23 15:55 現実、あるいは望むことを、ごくごく短くいただければと思いますが、どちらからでも。
2022/11/23 15:55 2人とも話すと無理かなと思うので。
2022/11/23 15:55 /私の方から台湾の弁護士協会と身体障害者の協力についてお話させていただきたいと思います。もし不足分があれば、
2022/11/23 15:55 後で補足をお願いしたいと思います。台湾で特殊なのは、
2022/11/23 15:55 私たちCRPD権利条約の、
2022/11/23 15:55 内国法化というのを行いまして、
2022/11/23 15:55 それによって、
2022/11/23 15:56 権利条約の履行を行っています。
2022/11/23 15:56 数年に1回、国際的な審査を行っています。
2022/11/23 15:56 民間団体が
2022/11/23 15:56 ここの中でも報告を書いておりまして、日本とはちょっと違いまして、日本の弁護士会のように
2022/11/23 15:56 専門の弁護士がいて
2022/11/23 15:56 CRPDに対しての報告をしているような状況にはないのですけれども、
2022/11/23 15:56 法律補助基金会の弁護士さんたちが、あるいは私たちの案件を支援しているような弁護士さんたちが、民間団体と一緒に私たちのプラットフォームを作って、
2022/11/23 15:56 シャドウレポートを作っています。
2022/11/23 15:56 その中には、各レベルでの障害者のCRPDの人たちがきちんと行われていない、国際審査の審査の中でも、
2022/11/23 15:56 審査委員会、あるいは私たちの国としてもさまざまな呼びかけをしているということです。その立場の中で、法律の専門家と身体障害者の人たちの団体がとても困難に直面していて、こういったレポートを書く際にも、
2022/11/23 15:57 なかなか難しいということがあります。国際審査委員会の人たちが来ると、政府に対してナショナルレポートを要求して、民間に対しては、シャドウレポートを出すように言っています。
2022/11/23 15:57 そして結論的なものを出すように言っています。そして、法律的なフォローアップが、
2022/11/23 15:57 この意見の方向に向かって修正されているかというのを見るわけですけれども、
2022/11/23 15:57 台湾の法律の中でとても重要なのは、
2022/11/23 15:57 先ほども台湾側からの報告にありましたが、1万人以上の弁護士がいますが、4600人近くが法律補助基金会の支援をしています。
2022/11/23 15:57 どのようにしてこの4600人の弁護士の中から、身体障害者の人たちに対して、
2022/11/23 15:57 私たちのトレーニングを受ける意思のある人たちを探しだすかということも大事なんです。
2022/11/23 15:58 そして、BPOとの協力を通して、私たちが今後努力して方向がそっちにあると思います。藤岡さんもおっしゃったように、同じような状況がこちらにあります。うちの方でもそのような判例がありますと
2022/11/23 15:58 行政の費用がとても高いということがありまして。
2022/11/23 15:58 弁護士の費用はそれほど高くなくて、
2022/11/23 15:58 私たちは愛情を持って労働を提供するということをやっております。
2022/11/23 15:58 私たちの弁護士が極力労働を提供しようとしております。
2022/11/23 15:58 身体障害者の権利以外にも、
2022/11/23 15:58 公益弁護士として
2022/11/23 15:58 より合理的なやり方で、
2022/11/23 15:58 彼らの権益を守れるようにしていきたいと思います。
2022/11/23 15:58 身体障害者の人たちの業務を扱う際の私たちの
2022/11/23 15:59 業務はそういう形になっています。以上です。立岩/ありがとうございました。次に韓国からの
2022/11/23 15:59 16時5分までにはこのセッションを終わりたいと思いますので、
2022/11/23 15:59 このセッションの残り時間は5分から6分しかありませんので、よろしくお願いいたします。
2022/11/23 15:59 イ/韓国の場合は障害者法研究会という研究者、つまり教授、法律家が中心となっている、そういった研究会があります。
2022/11/23 15:59 この研究会は障害者の団体ではありません。この研究会と団体が差別を撤廃するための連帯を
2022/11/23 15:59 とっています。
2022/11/23 15:59 全国レベルでのそういった支部も構成しておりまして、多くの人権団体、また障害当事者と非常に積極的に、また実質的な連帯会議を通じまして、
2022/11/23 16:00 さまざまな議題について議論しています訴訟であるとか、そういった議題
2022/11/23 16:00 も上がってきています。私は光州というところにいますので、光州における支部と緊密な活動を、事案別に行っています。
2022/11/23 16:00 また本日の事案ではないのですが、韓国の高速バス会社がありますが、その高速バス会社を相手取った訴訟であるとか、
2022/11/23 16:00 地域の法律家が、数は少ないのですが、特に非営利団体の常勤弁護士として勤めている弁護士の人が多いですので
2022/11/23 16:00 障害者の差別撤廃、連帯の人たちと緊密にそういったネットワークを構成して活動しています。
2022/11/23 16:01 短くて10年、長くて20年ぐらいこういった活動をしていますが、さらに強化している傾向にあります。
2022/11/23 16:01 以上です。
2022/11/23 16:01 立岩/ありがとうございました。
2022/11/23 16:01 僕の大学院で博士号を取った人が今、光州大学の教授をしていて、もしかすると何か関係があるのかもしれませんし、
2022/11/23 16:01 われわれの4地域の国際セミナーが今年韓国で開催されますので、そんなことも含めて、われわれ、微力ですが。
2022/11/23 16:01 何か一緒にやれることをということも思った次第です。どうもありがとうございました。
2022/11/23 16:01 あと数分あるので林さん、
2022/11/23 16:01 何か加えることがありましたら、
2022/11/23 16:01 いただきたいのですが。
2022/11/23 16:01 林/ありがとうございます。
2022/11/23 16:01 今日はとても貴重な機会をいただいたと思います。台湾での状況ですが、
2022/11/23 16:02 非常に興味深いモデルができているかと思います。
2022/11/23 16:02 先ほどの魏さんもおっしゃいましたが、私たちはCRPDを、
2022/11/23 16:02 内国法化というプロセスをたどりまして、
2022/11/23 16:02 そしてさまざまな支援が
2022/11/23 16:02 得られるような仕組みができました。たくさんの団体が参加して、CRPDのオペレーションを審査しています。
2022/11/23 16:02 このCRPDのおかげで、私たちが身障者そして法律の団体がたくさんひとつになったと思います。また、台湾の大学や関係者と一緒に
2022/11/23 16:02 結成して、
2022/11/23 16:02 日本を訪問して日本の経験を学びました。
2022/11/23 16:02 そして、帰国してから、こうしたさまざまな団体が緊密に連携して、
2022/11/23 16:02 お互いに頑張って
2022/11/23 16:02 この障害者団体ですが、
2022/11/23 16:02 法律の専門的な知識が
2022/11/23 16:03 決して十分にあるとは言えませんので、
2022/11/23 16:03 活動の中で
2022/11/23 16:03 やはり、この法律補助基金会から本当にたくさんの有益なサポートをいただきました。
2022/11/23 16:03 訴訟だけではありません。
2022/11/23 16:03 訴訟以外のさまざまな事柄でも、
2022/11/23 16:03 非常に力をいただいています。例えば、当事者はたくさんの困難があるんですね。
2022/11/23 16:03 そして法律基金会の援助を得て、
2022/11/23 16:03 経費の面でも、
2022/11/23 16:03 いろんなやり方で工面することができました。
2022/11/23 16:03 また行政に対して申請を無事おこなうことができました。
2022/11/23 16:03 本当に法律家から、たくさんの有益なサポートと協力や知識を得ました。また一緒に書籍を出版しています。そして一緒に外国、
2022/11/23 16:03 日本などに訪問しています。非常にすばらしい協力ができてると思います。
2022/11/23 16:03 今、
2022/11/23 16:04 当面ご報告した訴訟が進行中ですが、今後さらに多くの訴訟案件が出てくると思います。
2022/11/23 16:04 以上、このような連携について私の感想を述べました。ありがとうございました。
2022/11/23 16:04 立岩/どうも皆さんありがとうございました。藤岡さんは閉会の挨拶で挨拶してくれるだろうから、
2022/11/23 16:04 このセッションはここまでといたします。
2022/11/23 16:04 残りも結構キチキチなので、次にお渡ししたいと思います。どうも皆さんありがとうございました。失礼いたします
2022/11/23 16:04 藤岡/ありがとうございました。
2022/11/23 16:04 司会/限られた時間ではありましたが、とても有意義なディスカッションだったと思います。
2022/11/23 16:04 これからも、台湾や韓国の皆さんとは、情報や意見の交換を続けていきたいと思います。
2022/11/23 16:04 改めまして、スピーカーの皆さん、コーディネーターの立岩さん、どうもありがとうございました。
2022/11/23 16:04 それでは
2022/11/23 16:05 本日の締めくくりとして、3名からのビデオメッセージをご紹介します。
2022/11/23 16:05 まずは徳島県徳島市の内田由香(うちだ・ゆか)さんです。
2022/11/23 16:05 内田さんのビデオメッセージをスタートしてください。
2022/11/23 16:05 内田/内田由香(うちだ・ゆか)と申します。
2022/11/23 16:05 介護保障ネット10周年おめでとうございます。
2022/11/23 16:06 私は2014年ごろからお世話になり始めて、
2022/11/23 16:06 徳島県で初めての重度訪問介護24時間の交渉を行うことになりました。
2022/11/23 16:06 自分一人で行政と交渉をしていたときもあったんですが、
2022/11/23 16:06 なかなか力及ばずで、うまく進めることができずにいたときに、
2022/11/23 16:06 弁護士の方々のお力添えをいただけるようになって、
2022/11/23 16:06 そこから交渉がスムーズに動き出して、
2022/11/23 16:06 無事に24時間の時間数を獲得することができました。
2022/11/23 16:07 それから自立生活を始めて、
2022/11/23 16:07 いま、5名の介助者と一緒に生活を送っています。
2022/11/23 16:07 時間数を獲得する前の生活は本当に制約が多くて、
2022/11/23 16:07 自分のやりたいこともできずに
2022/11/23 16:07 家に閉じこもって生活を送っていたんですが、
2022/11/23 16:07 介助者と一緒に生活を送ることができるようになってからは、
2022/11/23 16:07 自分のやりたいことや行きたい場所に自由に行くことができるようになって、
2022/11/23 16:08 生活の幅がどんどん広がっていきました。
2022/11/23 16:08 自分の可能性に気づくことができて、
2022/11/23 16:08 本当に幸せな生活を送れるようになっています。
2022/11/23 16:08 いま、私は徳島県で自立生活を送りながら、
2022/11/23 16:08 ほかの方の自立支援も少しずつ行っています。
2022/11/23 16:08 徳島県は最近、24時間の支給事例もどんどん増えてきて、
2022/11/23 16:08 私の仲間も、皆さん、自由に生活できる方が増えてきているのですが、
2022/11/23 16:09 まだまだ理解が進んでいるとは言えない状況なので、
2022/11/23 16:09 今後もっと啓発活動に力を入れて、
2022/11/23 16:09 自立生活を送りたい方をもっと増やしていきたいと思っています。
2022/11/23 16:09 今後もご支援いただけるよう、よろしくお願いいたします。
2022/11/23 16:09 おめでとうございます。
2022/11/23 16:09 司会/ただいま、日本語のYouTubeの配信が停止していますので、しばらくお待ちください。
2022/11/23 16:11 今、YouTubeが復活しましたかね。
2022/11/23 16:11 大変失礼いたしました。
2022/11/23 16:11 改めて、内田由香さんのビデオメッセージのスタートをお願いいたします。
2022/11/23 16:11 内田/内田由香(うちだ・ゆか)と申します。
2022/11/23 16:11 介護保障ネット10周年おめでとうございます。
2022/11/23 16:12 私は2014年ごろからお世話になり始めて、
2022/11/23 16:12 徳島県で初めての
2022/11/23 16:12 重度訪問介護24時間の交渉を行うことになりました。
2022/11/23 16:12 自分一人で行政と交渉をしていたときもあったんですが、
2022/11/23 16:12 なかなか力及ばずで、うまく進めることができずにいたときに、
2022/11/23 16:12 弁護士の方々のお力添えをいただけるようになって、
2022/11/23 16:12 そこから交渉がスムーズに動き出して、
2022/11/23 16:12 無事に24時間の時間数を獲得することができました。
2022/11/23 16:13 それから自立生活を始めて、
2022/11/23 16:13 いま、5名の介助者と一緒に生活を送っています。
2022/11/23 16:13 時間数を獲得する前の生活は本当に制約が多くて、
2022/11/23 16:13 自分のやりたいこともできずに
2022/11/23 16:13 家に閉じこもって生活を送っていたんですが、
2022/11/23 16:13 介助者と一緒に生活を送ることができるようになってからは、
2022/11/23 16:13 自分のやりたいことや行きたい場所に自由に行くことができるようになって、
2022/11/23 16:14 生活の幅がどんどん広がっていきました。
2022/11/23 16:14 自分の可能性に気づくことができて、
2022/11/23 16:14 本当に幸せな生活を送れるようになっています。
2022/11/23 16:14 いま、私は徳島県で自立生活を送りながら、
2022/11/23 16:14 ほかの方の自立支援も少しずつ行っています。
2022/11/23 16:14 徳島県は、最近、24時間の支給事例がどんどん増えてきて、
2022/11/23 16:14 私の仲間も、皆さん、自由に生活できる方が増えてきているのですが、
2022/11/23 16:15 まだまだ理解が進んでいるとは言えない状況なので、
2022/11/23 16:15 今後もっと啓発活動に力を入れて、
2022/11/23 16:15 自立生活を送りたい方をもっと増やしていきたいと思っています。
2022/11/23 16:15 今後もご支援いただけるよう、よろしくお願いいたします。
2022/11/23 16:15 おめでとうございます。
2022/11/23 16:15 司会/つづきまして、長野県長野市の小林さゆり(こばやし・さゆり)さんです。
2022/11/23 16:15 ビデオメッセージを再生する前に、スライドの説明資料をいただいておりますので、私の方で代読します。
2022/11/23 16:16 支えていただいたたくさんの皆さんのおかげです。
2022/11/23 16:16 「この自立生活ができているのも、藤岡先生はじめ弁護団の先生方々と、
2022/11/23 16:16 ありがとうございました」
2022/11/23 16:16 では、スライドの再生をお願いいたします。
2022/11/23 16:16 /裁判を起こす前から協力をしてくれて、
2022/11/23 16:16 自分事として裁判にも同行してくれ、
2022/11/23 16:16 一緒に戦ってくれた吉村さんです。
2022/11/23 16:16 ポジショニングで指を伸ばし、足を直してもらっています。
2022/11/23 16:16 気管吸引の前に、ガーゼの崩れを直し、気管吸引をしてもらっています。
2022/11/23 16:17 Miyasukuという意思伝達ツールがセットされていない場合、
2022/11/23 16:17 ナースコールとしてセンサーをセットしています。
2022/11/23 16:17 微調整が大変ですが、スタッフはベテランなので、器用にセットしてくれます。
2022/11/23 16:17 これは文字盤の様子です。
2022/11/23 16:17 「ち」が「さ」に見えたりなど、読み間違いを防ぐためです。
2022/11/23 16:17 私が裏を見ています。
2022/11/23 16:17 肘が痛いので、こまめに直してもらっています。
2022/11/23 16:17 Miyasukuで発話してから、気管吸引と鼻からの吸引をしてもらっています。
2022/11/23 16:17 毎日訪問してくれる看護師さんです。
2022/11/23 16:17 週1のリハビリの先生など3つのステーションから訪問していただいています。
2022/11/23 16:17 Miyasukuで依頼を書き込んだものを読んでもらっていました。今のがスライドです。
2022/11/23 16:18 いつも笑わせてもらっています。
2022/11/23 16:18 今、胸の音を聞いていたスライドです。
2022/11/23 16:18 これはカニューレのバルーンの圧を確認しています。
2022/11/23 16:18 水曜日のリハビリです。
2022/11/23 16:18 日勤のこずえさんというスタッフのジョークにリハビリの先生も笑っています。
2022/11/23 16:18 朝の血圧を測っています。
2022/11/23 16:18 カニューレの周りのガーゼとベルトの交換です。
2022/11/23 16:18 こちらはメインスタッフの皆さんです。
2022/11/23 16:18 現在、新人さん2名が加わりました。
2022/11/23 16:18 2022年9月の私です。
2022/11/23 16:19 司会/最後に、静岡県浜松市の
2022/11/23 16:19 萩田小百合(はぎた・さゆり)さんです。
2022/11/23 16:19 スタートしてください。
2022/11/23 16:19 荻田/静岡県浜松市で生活している萩田小百合です。
2022/11/23 16:19 私は2013年に弁護団に協力していただき、
2022/11/23 16:19 24時間の交渉をして、24時間を獲得しました。
2022/11/23 16:19 1年ぐらいの期間で弁護士の方と資料づくりや役所への同行など、
2022/11/23 16:20 大変な面もありましたが、
2022/11/23 16:20 24時間の決定が出たときはとてもうれしかったです。
2022/11/23 16:20 感謝しております。
2022/11/23 16:20 決められた時間ではなく、自分で決めておこなうことができ、
2022/11/23 16:20 映画を見に行ったり、介助者と旅行に行ったり、
2022/11/23 16:20 やりたいことができています。
2022/11/23 16:20 介助者が24時間いることで安定、安心した生活を送ることができています。
2022/11/23 16:20 また、自立生活センターの活動にも参加して、
2022/11/23 16:20 充実した生活を送っています。
2022/11/23 16:20 生活の様子をご覧ください。
2022/11/23 16:21 /期間限定ですよ。
2022/11/23 16:22 買ってっちゃう?
2022/11/23 16:22 萩田/かわいい!
2022/11/23 16:22 松本潤の声/ARASHI Anniversary Tour 5×20 ツアーファイナル!
2022/11/23 16:24 地域で当たり前に生活ができる。
2022/11/23 16:24 萩田/重度の障害がある方でも
2022/11/23 16:24 そんな世界が多く広がるといいなと思っております。
2022/11/23 16:24 司会/ビデオメッセージを送っていただいた皆さん、どうもありがとうございました。
2022/11/23 16:24 最後に、
2022/11/23 16:24 介護保障ネット共同代表の、
2022/11/23 16:24 藤岡毅(ふじおか・つよし)より閉会のあいさつをいたします。
2022/11/23 16:24 藤岡/藤岡です。
2022/11/23 16:24 運営上、
2022/11/23 16:24 いくつかの不手際がありましたことを、
2022/11/23 16:24 開催責任者としてお詫びいたします。
2022/11/23 16:24 言い訳ではないですけれども、
2022/11/23 16:25 3か国の同時通訳で、
2022/11/23 16:25 このシンポジウムをおこなうということ自体、
2022/11/23 16:25 こんな弱小団体にしては非常に背伸びしたことだったんですけれども。
2022/11/23 16:25 ですが、やっぱり10年間やってきて、
2022/11/23 16:25 次を考えたときに、
2022/11/23 16:25 近隣諸国の皆さんとの協力をということで、やることは、われわれの使命であろうと思って
2022/11/23 16:25 チャレンジしましたので、
2022/11/23 16:25 若干のトラブルはご容赦いただければと思います。
2022/11/23 16:25 やはり、改めて人権というのは、
2022/11/23 16:25 ローカルな、一地方とか、国の話ではなくて、
2022/11/23 16:25 本来、人権ですから
2022/11/23 16:25 世界共通にあるべきものですよね。
2022/11/23 16:25 そういう意味では、やはり障害者権利条約という世界共通言語、
2022/11/23 16:26 そして基準がある以上、
2022/11/23 16:26 先ほどの障害当事者のビデオメッセージで示した
2022/11/23 16:26 ああいう障害を持った方が、常時24時間の介護を
2022/11/23 16:26 サポートを受けながら、
2022/11/23 16:26 当たり前に生きていく。
2022/11/23 16:26 そういうことが
2022/11/23 16:26 世界水準、世界のスタンダードとして広がればいいなとすごく思っています。
2022/11/23 16:26 閉会の挨拶であまり具体的なことを言うのはあれですが、先ほど、韓国のイ弁護士から、なかなか韓国では権利条約を相手にしないというお話だったのですが、日本ではつい最近、11月15日に
2022/11/23 16:26 名古屋高等裁判所の判決がありまして、
2022/11/23 16:26 成年後見制度を使うと、
2022/11/23 16:26 警備員
2022/11/23 16:26 すなわち、ガードマンの資格を失うという法律。
2022/11/23 16:27 これが障害者権利条約違反であって、
2022/11/23 16:27 違法、違憲であるという判決が下されました。
2022/11/23 16:27 ぜひそういう情報も
2022/11/23 16:27 各国で使っていただいて、
2022/11/23 16:27 何かしらのサポートになればいいなと思っています。
2022/11/23 16:27 ということで、本当は関係者の皆さん、
2022/11/23 16:27 今日パネラーとしてご協力いただいた皆さまへの感謝、またビデオメッセージを寄せてくれた皆さんへの感謝。
2022/11/23 16:27 また、今日、最初から最後まで視聴いただいた皆さまに、
2022/11/23 16:27 感謝します。また設営に当たっては、さまざまな通訳関係、その他の
2022/11/23 16:27 皆さんの
2022/11/23 16:27 本当にご丁寧なご協力のもと成り立っていますことを、また感謝いたします。
2022/11/23 16:28 今日は、今までわれわれは日本国内のことしか、あまり目を向けていなかったのですけれども、世界にも目を広げて
2022/11/23 16:28 われわれがやってきた活動が、世界でも共有しながら、
2022/11/23 16:28 みんなで力を合わせて
2022/11/23 16:28 良い世界、社会へと思って活動を続けたいと思っていますので、
2022/11/23 16:28 皆さま、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。
2022/11/23 16:28 以上で閉会の挨拶といたします。
2022/11/23 16:28 司会/以上をもちまして、本日のシンポジウムを終了いたします。
2022/11/23 16:28 本日はご視聴いただき、誠にありがとうございました。
2022/11/23 16:28 介護保障ネットは、全国どこにいても必要な介護を受けて生活することができる社会の実現をめざし、
2022/11/23 16:28 息の長い活動をしていきたいと思います。
2022/11/23 16:28 今後ともご支援をどうぞよろしくお願い致します。
2022/11/23 16:29 藤岡/ありがとうございました。